【銀魂】【沖田総悟】好きと嫌いは紙一重

二十三 ページ26

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『え、ちょ、総悟トイレ行くの！？』


長い長い事情聴取の後、総悟が事件があったトイレに行きたいというのだ。


「トイレくらい行かれてくれィ」


『え、我慢できない？』


「はいはい。外で待っててくだせェ」


この1人になったすきに幽霊が......考えただけでもゾッとする。


『総悟〜！いる？』


「いやすぜィ。ちょっと黙ってろィ」


『いや、怖いとかじゃないんだけど......不安を和らげるために、ドラ〇もんの歌、歌ってくれない？』


「原作と被ってるから、嫌でさァ」


『よし、最初は私から。ちゃらららーら、ちゃらららーら、ちゃらららーら、ちゃーらら、ちゃらららーら、ちゃらららーら、ちゃらららーら、ちゃーらら、ちゃらら、ちゃらら、ちゃらら、ちゃらら、ちゃらららーら、ちゃらら、ハイ！こっから総悟歌詞ぃー！』


私は必死に最初のメロディを歌った。あってるよね？だが、総悟からは何の声もかえってこない。


『お、お通ちゃんの曲にする？チョメ公なんざクソくらえか、放送コードどっちがいい？おーい、総悟ー？隣のペドロの主題歌にする？』


あぁー、返事をしてくれ......！


「あー、幽霊だぁー！こわーいなー！」


そ、総悟の声！？めっちゃ棒読みだけど......幽霊って......もう幽霊がそこまで......


『そ、総悟おおおお！千の風、千の風歌え！』


「あー、A助けてー！」


棒読みだけど、あの総悟が助けを求めている？しょ、しょうがない。


私は刀を構えた。


『オラ、幽霊いい！総悟なんて食っても上手かねぇぞ！！ここはお前らを、パシリに使っていた私にかかってこい。お前らが恨んでるのは私だろ！？』


どっからでも、かかってこい......斬ってやる......


〜エセ幽霊氏、死亡のお知らせ〜

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