48 あまりにも大切な人なんだ ページ13
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白岩 side
バタン、と廊下から音が聞こえてきた。
…なんだ？
休憩中に誠明くんとAが出て行ってからみんなソワソワとしていて気にならないはずがなかった。
でもその音が聞こえてすぐにドアが開き、珍しく慌てた様子の誠明くんが「Aちゃんが倒れた」と言ったときは全身の血がヒュッと冷たくなる気がした。
Aが？倒れた？
俺が呆然としている間にも、誠明くんはAをお姫様抱っこしていた。
ぐったりとした彼女を見て、一瞬にして体が固まって動かなくなる。
安藤「話しとったら急に倒れて、顔色悪いから医務室連れて行く」
今西「ええ！？ヒコも行く！」
與那城「俺も。瑠姫と文哉と脩斗は？」
佐野「俺はスタッフさんたちの所行ってくる」
内田「トレーナーさんに事情説明してきます」
白岩「…っ、」
…動けよ、体。
ショックで口も体も固まってしまう自分の情けなさに、悔しくて目頭がぐんと熱くなった。
バタバタとメンバーが部屋を出て行き誠明くんは急いでAを抱き抱えて医務室に向かった。
奨くんは心配そうに俺の肩を叩く。
與那城「瑠姫、大丈夫？」
白岩「す、すいません、あの」
與那城「ここで待ってて、俺行ってくるから」
白岩「…いえ、俺も行きます」
優しい奨くんは気を使って待ってていいと言ってくれたが、俺は奨くんと一緒に医務室に向かった。
もうホントに、何してんのA…
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マァ(プロフ) - 久しぶりに読んでも楽しいし泣けました。 (2023年2月24日 11時) (
レス) @page50 id: 72e8f2e0cc (このIDを非表示/違反報告)
雪りんご(プロフ) - こんにちはりんごじゃむさん！日プの新作とか出すつもりあるでしょうか？？すごくみたいです！！ (2020年8月13日 4時) (レス) id: d343e70c28 (このIDを非表示/違反報告)
りんごじゃむ(プロフ) - go to the topさん» こんにちは、返信が遅くなってしまい申し訳ありません！転載のお話ですがもちろん可能ですよ！！私の作品が多くの中国JAMの方に読んでもらえることを心から願っています！その際はぜひ名前の記入をお願い致します！ (2020年8月9日 19時) (レス) id: 009a13994c (このIDを非表示/違反報告)
go to the top - こんにちは、りんごじゃむ先生！翻訳してからLOFTERに転載してもいいですか。中国にもJAMがたくさんので、原作者を明記するのを忘れられない。 (2020年7月10日 16時) (レス) id: d57e1e7b99 (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気に読んでしまいました！他の作品も楽しみにしています！ (2020年6月28日 4時) (レス) id: 5f1fa35d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごじゃむ
| 作成日時：2020年3月30日 18時
