ナカゲノシェアハウス！【ナカノヒトゲノム】 (ページ8)

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6話▼ ページ8

いばらside

『睡眠薬だよ…眠れてないみたいだったから…大丈夫、体に害はないよ』ﾆｺ

ザ｢そ…そうか｣

『アンヤくん、お部屋に連れて行ってくるね』

おっもい………何食べてればこの重さになるの…

ザ｢俺も行く、重いだろ｣

ザクロくんがアンヤくんを抱えて階段を上がって行った

よくアンヤくんを軽々と……私は潰れそうだったのに

ア｢あのザクロくんが女の子とお話してますよ…｣

ユ｢あ～………にゃるほどにゃ～｣

・

・

・

ｶﾞﾁｬ

ここ、だよね

『ザクロくん、そこに下ろしてあげて』

ザ｢あぁ｣

ザクロくんはベットにアンヤくんを放り投げた

『あぁ、雑だなぁ』

それでも起きないけど

多分1日は寝てるはず、かなり強いからね

でもこれで少しは睡眠不足解消されるといいな

あ、メモ残そう

さっき飲ませたお薬の瓶を置いて

(アンヤくんにあげるね、無くなったら私に言ってね！Byいばら)

ザ｢戻るぞ｣

『うん！』

さっきリアが呼んでたかも

急いで部屋を出て階段を降りる

フラッ

ぅ…頭いたっ…

『ぁ…』

階段落ちるっ

ザ｢おいバカ！｣

ぎゅっと反射的に目を瞑る

でもいつまでたっても衝撃はこない

ゆっくり目を開けると目の前にザクロくんのドアップ

『ふにゃぁ！？/////』

な、な、なんで！？

ザ｢危ないだろ！ちゃんと前を見ろ！！｣

『あ…ごめんね……あと、離して………』

ザ｢…………！？わ、わるい！！/////｣

『うん、ありがとね』

女の子やっぱり苦手なんだなぁ…

あ｢もう！危ないでしょ！？いばら最近寝てないでしょ！ご飯だって食べてないんだから！｣

ア｢ええ！？いばらちゃんご飯食べてないんですか！？食べなきゃダメですよ！｣

『大丈夫、サプリとかあるし、栄養は足りてるよ』ﾆｺ

ヒ｢ダメです…｣

ヒミコちゃん？

ヒ｢ダメです！ご飯はちゃんと食べないと…ダメです！！｣

えぇ……

『いや…あの』

めんどくさい…

『ご飯食べるのめんどくさいし…』

グイッと袖を引っ張られた

え？

マキノくんだ

マ｢いばらちゃん……君、顔色わるい……ご飯食べて｣

うそ！？メイクしてるのに！

自分の顔を触る

マ｢ね？…ご飯、食べて？｣

……

私はリアを捕まえてマキノくんの傍に置いた

予想どうりマキノくんはあかりを抱きしめて寝てしまった

そして私は自室に向かって走った

『ばいばい！』

ﾊﾞﾀﾝｯ

『ふぅ………ここは安全』