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前回のあらすじ
何も分かっていないAちゃんに、嫌な予感を感じ取るゾムさん。
そろそろほかの幹部達も集合してくる頃だろうか……
何やら難しい顔つきで考え込んでしまったゾムさんと、相変わらずわたしに視線を向けてくるウツ先生、そしてロボロさん。
もうなんなのどうしたらいいの……
脳内で、誰でもいいから早く来て、と助けを呼ぶと、ちょうどその時扉が開いた。
「失礼しまーす……、」
まだわたしのことを疑っているのか、表情の固いトン氏さん。
「ども〜…おー、お前ら早いやん」
どちらかと言うと可愛らしい雰囲気の、おかっぱの男の人。
「……ども」
健康的に焼けた肌に金髪、なんとも元気そうな容姿の、わたしを見て表情を歪めた男の人。
「失礼します。……(ﾆｺｯ)」
きっちりとお辞儀をして入室し、わたしに笑いかけてくれるエーミール兄様。
「どもっす〜…あ、A」
気だるそうな表情から一変、わたしを見つけると弾けるように笑顔になるしょーくん。
「こんにちは〜みんな早いなあ」
しょーくんの後ろからひょこっと顔を出した、ふわふわ髪の毛に瓶底メガネの男の人。
……そして、
「───全員集まったか。会議始めるぞ」
少し眠そうな表情をした我らが総統、グルッペンさん。
……やっぱり全員揃うと圧巻だなあ、みんなかっこいいなあ、なんて馬鹿みたいに思っていると、もう既に全員が着席していた。
そして、席を提示されていないわたしだけが起立しているといういじめのような構図になっている。
うう……辛い。
そんなわたしの心を読んだか、パッと顔を輝かせたしょーくんが自分の膝をぽんぽんと叩き、ここに座れとアピールしてくる。
が、そのアピールは完全にスルーし、グルッペンさんに判断を仰ぐことにする。
『総統。わたしの席は』
ああ、ここに座ればいいぞ、と示されたのはまさかのグルッペンさんの隣の席。
がっかりを通り越して怒っているしょーくんの雰囲気を感じる……
──と、周囲のメンバーからの、お前は誰なんだよという圧がすごかったので、慌てて立ち上がり自己紹介をする。
『、Aです。エルフですが……人に危害を加えるつもりは、ありません。そこにいるエーミール兄様の実妹、です。このたび、医療班のメンバー…として、軍に加入することになりました、よろしくおねがいします…』
そうして最低限の自己紹介を終えたわたしは縮こまりながら着席する。
……途端、場の雰囲気が変わった。
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まこち(プロフ) - 初コメ失礼します､続編!!楽しみにしてます!!!! (2022年1月17日 17時) (
レス) @page50 id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - シュネーさん» ひえぇありがとうございます……！！！頑張ります…( ´ω` )/ (2021年9月29日 23時) (レス) id: 822e5c31a6 (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - ユノさんおめでとうございます！(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑がんばれー (2021年9月29日 22時) (レス) @page35 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございます！(？)ゆっくりでもいいので、楽しみに待ってます！ (2021年9月28日 23時) (レス) @page27 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 好き……え、設定も文才も言葉選びも何もかもが好き…頑張ってください、応援してます…… (2021年9月28日 7時) (レス) id: 3705531e30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユノ | 作成日時：2021年9月24日 0時
