先生は偉大なるお方だよな? ページ5
「……ふうん、」
楽しそうに笑う先生。
興味深いおもちゃを見つけたような、そんな少年の笑みだった。
…なんだろう。とてつもなく嫌な予感が…
「面白いね、君。窃野…Aちゃん、かぁ。
それで?その子を預かるの?親は反対しないかい?」
『しな……い、とは言いきれませんが、何とかして説得させます。』
「もしいつまでも説得できなかったら?」
『説得させます。』
「……そういう答えを求めてないんだけどね…
じゃあ、その子がもし嫌だって言ったら?」
『………それは…』
考えてなかったねー。(ねー)
弔が嫌だって言ったら……うぬん……
やべぇ考えきれねぇ(アホ)
頭を抱えていると、先生がふっ、と笑った。
「ふふふ……君も所詮は子供だ。そんなことを考えきれないようじゃあ……その子を預かれるとは思わないけどね、僕は。」
『……はぁ?』
先生の言い方に少しイラッときた。
俺、落ち着けー?どうどう、どうどう……
よし、落ち着いたな?(うん)お前は誰だよ
てか俺さ、頭は前世のままなのよ。
それで子供って言われてるから……俺、もしかして子供っぽい?(今更)
うおお、マジかぁ……!!
と頭を抱える。
まぁ俺そんなに頭良くねぇしな!うん!
人を食べるだけのサイコパス野郎だし!!うん!!しょうがねぇ!!
「おやおや、イライラしてるかい?してるよね?なんと子供らしいんだろう。」
『……ふふ、…』
顎に手を添えてくすくすと笑う。
そしてあのポンコツ補佐の口調で言った。
『ドタマぶち抜きやすよ』
カチャ、という機械の音。
先生はそれに驚いたのか、一瞬目を見張った。
なんで銃があるのかって?ふふふ、教えてしんぜよう!!
ドヤ、俺すげぇだろ!!
「(この子、個性で銃を作る気配を感じなかった。それに音を立てずに一瞬で…)
……ふふ、いいね、君。僕が思っていた以上に面白い」
『…それはどうも』
睨みをきかせながらも一応返事をする。
すると空耳だろうか、先生の口から「気に入ったよ」という声が聞こえてきた。
俺、老化進んだかなぁ…
しかし、空耳ではなかったらしい。
目の前に黒い霧が広がったと思うと、俺たちを包み込んだ。
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乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!これってトガちゃんの兄の続編な感じですか? (2023年3月23日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
soragirl3008(プロフ) - Kakuチョコ様は神様ですか!?こんなに素晴らしい作品を作るなんて!これからも頑張ってください!更新楽しみにしています!でも、お体には気をつけてください! (2019年12月21日 14時) (レス) id: 7bebdbe9d1 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - トガちゃんと窃野さん?君?どっちも応援してます本当に面白いから好きっす (2019年10月27日 21時) (レス) id: e8f1f4b21c (このIDを非表示/違反報告)
こゆきりん - めっちゃ面白いです...!転生した夢主を更に転生させるとか、とても斬新な発想だと思います!作者様は天才なんでしょうか!?これからも更新、頑張ってください! (2019年10月11日 22時) (レス) id: acefffe3db (このIDを非表示/違反報告)
もちお! - トガくんの方から飛んで来ました〜!設定のところ、トガちゃんの「姉」になっちゃってましたよ…トガくぅんんん!!アッ、応援してますね! (2019年10月11日 22時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kakuチョコ | 作成日時:2019年10月9日 17時