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噺/22 ページ22

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「ねぇA。一緒に遊びに行きましょ」



暫く2人で話しているとエリスちゃんはそう云いながら、私の手を握った。
可愛いんだけど、勝手に何処か行ってしまって大丈夫なのかな…



「…ほ、保護者の方は大丈夫なの?」


「リンタロウは云うこと聞いてくれるから。
…今頃私がいないことに気づいて、泣いてるはず」



ん?其れってますます駄目なのでは!?

戸惑っている私に「良いから行こう」と私の手を引っ張りながら歩き出すエリスちゃん。
私は慌てて其れに着いていった。



「甘いものが食べたい!駅前のクレープ屋さんに行きましょ」


「エリスちゃんは甘いもの、好きなの?」



彼女は「いくらでも食べられる」と目を輝かせて答えた。



「機会があったら今度、何か作ってあげるね」


「本当?ありがとうA!」



たわいもない会話をしていると、本日2度目のクレープ屋さんに着いた。

注文するときにエリスちゃんがブラックカードを出して払おうとしていたことに、私は呆然とした。
もちろん、私が2人分払ったよ!

クレープを食べ終わり、次に何処へ行くかを相談する。
その時、周りに人がいない通りにいたのが悪かったのかもしれない。



「お姉さん暇?」


「…暇じゃないですけど」


「一緒に来てもらいたいんだよね〜」



何なんだ、この馴れ馴れしい男性たちは!

怪訝に思っていると、腕を掴まれる。
かなり強い力だったので、思わず顔を歪めてしまった。
エリスちゃんは暫くそれを呆然と見ていたが、はっとしたのか、私の手を掴んだ。



「…お姉ちゃんに何かあるの?」


「妹さんか。君も一緒に来る?」



エリスちゃんの腕まで掴む男は、そのまま路地裏へと私たちを引っ張ろうとする。
反抗しようとするも男女の力の差があり、振り抜くことができなかった。

エリスちゃんだけでも、と策を考えていた時。


ふと、男性たちが視界から消えた。
……ん?消えた!?

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お嬢(プロフ) - こんにちは!えっと……1話目で異能力の時点で気づけよ!とありますが、どういう意味でしょうか? (2016年12月1日 17時) (レス) id: 989eae2896 (このIDを非表示/違反報告)
とみー - 凄く面白いです!あとよかったらですが絵を描かせて頂けないでしょうか...(・ω・`) (2016年11月13日 22時) (レス) id: a2712d12f1 (このIDを非表示/違反報告)
きたにゃん(プロフ) - 華京院アリスさん» コメントありがとうございます!私もすごく書けるという訳ではないのですがそれでもよろしければ。そうですね…、やっぱり文と文との空白はある程度開けた方がいいと思います!私の場合、文庫本などの書き方をよく読んでいるのでそれに近い書き方になっているのかなと。 (2016年9月13日 7時) (レス) id: dabed5a637 (このIDを非表示/違反報告)
華京院アリス(プロフ) - はじめまして!読ませていただきました。すっごく面白いです!そんな発想があったか!って思いました。私は最近小説書き始めたばっかりで全然うまく書けないので尊敬しちゃいます!迷惑じゃなければアドバイスとかもらってもいいですか?更新楽しみにしてます! (2016年9月12日 20時) (レス) id: 270ea87993 (このIDを非表示/違反報告)
きたにゃん(プロフ) - そんなことありませんよ!笑笑 楽しく見ていただけているのなら嬉しいです!更新頑張りますね (2016年9月6日 19時) (レス) id: dabed5a637 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きたにゃん | 作成日時:2016年8月23日 19時

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