イカしたマスクをした魔導師の幼馴染は最強最悪の...男？女？

第二十七話 ページ30

貴方『うるせぇな、つーかそれどうやって食べんだよ』

ヤミ「ん？周りは甘い飴でコーティングされてるだけだから少しずつ舐めてから中の林檎を食べんだよ」

貴方『...頂きます』

私はヤミからりんご飴を貰い口にする、食べたことのない甘さが口の中に広がった

貴方『...甘い』

ヤミ「そりゃそうだ、飴だからな」

ヤミは飴の屋台から離れて他の食べ物が売っている屋台に向かった

貴方『...旨い、中の林檎が旨い』

ヤミ「ちょっ、オマエ噛み砕くなよ！そうゆうのは舐めて楽しむもんなんだよ！」

貴方『いやだって中の林檎が食べたくて...』

ヤミ「オマエなぁ...ほぼほぼ食べ終わってるじゃねぇか」

ヤミは私のほぼほぼ割り箸だけになったりんご飴を見て言った

ヤミ「あー食べ終わったな、じゃあ次はこれだ」

私から割り箸を取り上げヤミは違う物を差し出す

貴方『...氷？でもなんか青色ついてるし...』

ヤミ「...かき氷も知らないとは、オマエ本当に損してるわ、今夜は全部俺の奢りだから遠慮なく食えよ」

貴方『何か勝手に損してるとか言われても困るのだが...あっ美味しい』

色的には食欲があまり湧かなかったが、一口食べたらまた知らない味がした

ヤミ「...こうして見ると案外可愛いもんだな」

貴方『オマエに褒められても嬉しくない、ん？あれは何をしているんだ？』

私が指を指した方向には金髪の女性のドレス姿で盛り上がる男性陣と一人の女性がいた

ヤミ「あれは...A、行ってみるか」

貴方『あぁ、何か分からんが面白そうだ』

ヤミは私が指を指した集団の方へ歩いていく

ヤミ「何かココ騒がしいな、祭盛り上がってますか〜〜〜？おう小僧盛り上がってるかバカヤロー」

アスタ「ヤミ団長！盛り上がってます！」

アスタとヤミのやり取りの間に金髪の女性が逃げようとしていた

ヤミ「あ、トゲトゲツンツン女王...ぶわははは！！どーしたそんなキラッキラな格好してww」

貴方『『碧の野薔薇』団の団長のシャーロット・ローズレイさんですか、初めてみました』

ヤミが馬鹿にした金髪の女性はヤミと同じく魔法騎士団の団長であった

シャーロット「貴様こそ何だその妙な衣装は...肩に乗っている女は誰だ！？」

シャーロット団長は何か慌てた様子で私に指をさした

ヤミ「ん？これウチのお姫様、病み上がりだったからオレと二人で祭デートしてたんだよ」

シャーロット「で、デート、だと...！」

シャーロット団長は顔を赤くしたかと思えば、顔の色が白くなっていた

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