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kt side
「起きろ岡本!」
「おわぁっ!?なに!?え!?」
「いつまで寝てんだこの野郎!」
「え、やまちゃ、えっ?なんで、へっ?」
「起きろ!顔洗え!着替えろ!朝飯食うぞ!」
昨日薮ちゃんが帰ってから、いつもと変わらないくらいの時間に寝た。
誰が来るかも分からないまま、とりあえず10時くらいに起きればいいかと思ってその時間にアラームをセットしたんだけど。
アラームより先に、聞き慣れた声で怒鳴られて起こされた。
よく分からないままとりあえず身支度を整えてリビングに行けば、リビングはいい匂いでいっぱい。
どうやら俺が寝てる間に山ちゃんが作ってくれたらしい。
「なにもう...やまちゃん来るなら言って...」
「言ったらつまんねーじゃん?」
「...うん?」
「いいから座れ。冷めんぞ」
1ミリも納得できてないままとりあえず朝ごはんを食べる。
うーん、やっぱり山ちゃんが作るご飯おいしいな。
「あ、言い忘れてた。おはよう」
「え、今言う?まあ、おはよう...?」
「今日どうする?」
「あの、まず言いたいことありすぎるんだけど?」
「なんだよ」
「朝から耳元で叫ぶのやめて...」
「起きないお前が悪い」
「...ごもっとも」
「だろ?」
なんかもうこれ以上聞いても仕方がない気がして、それ以上の詮索は諦めた。
朝ごはんを食べ終えると、相変わらず山ちゃんがソファを陣取って俺は床に座るといういつもの構図になった。
「ねえ、今日どうするの?」
「そうだなー...ま、いつも通りでよくない?」
「え、いつものとこ?」
「なに、ダメなの?」
「ううん、ダメじゃないよ。
でもおとといだいちゃんと行ったなあって思って」
「は!?なんでだよ!」
「だってだいちゃんが行きたいって言ったんだもん...!」
「はー...アイツまじないわ...」
「そんなこと言わないでよ」
「ま、いっか。
違うとこ行けばいいんだろ?」
「そうだけど...っおわ、!」
急に腕を引かれ、すぐにうちを出ていつも通り山ちゃんとふたりカフェへ向かうけど。
...なんか今日の山ちゃん、いつもと違う。
何がって言われてもわかんないけど、なんか違う。
うまく言えない違和感を抱えたまま、大ちゃんと来たカフェとは違うカフェへ入った。
そこでもまたいつもの席に座り、ひとまずコーヒーだけ注文する。
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cocorok(プロフ) - 猫の圭人ちゃんと、その飼い主の伊野尾くんがみたいです!m(_ _;)m (2018年9月14日 2時) (レス) id: fc6c88d13e (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - さとさん» コメントありがとうございます(>_<)(>_<)(>_<)まだ受け入れられてないところもありますが、2年後まで泣かないと決めたので何事も頑張りたいと思います。 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 由真さん» わ!わわ!!ごめんなさい企画に悩みすぎて拾うの忘れてました...!!後日お話上げます本当にごめんなさい(>_<)(>_<)(>_<) (2018年9月1日 0時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
さと - わたなべさん、はじめまして。今月、わたなべさんの作品たくさん読んでいただきました。ストーリーの雰囲気とても素敵です。これからの二年間、どうなんストレスでも乗り越えますように。応援しています。 (2018年8月29日 10時) (レス) id: 0cd05b9f6e (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストの続きで、元の世界に帰って来た二人を見て、伊野ちゃんとやまは、二人が化けて出たとビビりまくるけど、身体は温かく、足も有って、ハグもきちんと出来ることに気付いて、生きて帰って来たんだと大喜びする話をお願いします。 (2018年8月5日 12時) (携帯から) (レス) id: 49bfd89e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたなべ | 作成日時:2018年7月10日 20時