一番星…？ ページ3
「麗！早く！」
玄関から1番遠い洗面所まで聴こえてくる遥の声。
明らかに焦っているのが声だけでわかる。
「早くしないと、神社のお祭りに遅れちゃうよ！」
待ち合わせしている訳ではないのだが、時間に厳しくてせっかちな遥は、いつも焦っていた。
「お待たせ」
「ほらもー、早く行くよ！」
私の手を取って遥は走り出す。
空はオレンジに少し藍色が混ざって、凄く綺麗。
「遥見て、一番星」
「え？あ、ホントだー！めっちゃ光ってる！」
真北に近い空、一際輝く星を見つけた。
でも、不思議な動きをしていた。
「普通の星の動きじゃない…凄く早いもん」
「え、そうなの！？」
明らかに高速回転している星を眺めながら、遥は馬鹿だなぁ…なんて考えていると、気づけば空の藍色は深まっていた。
「あ、時間やば」
「ちょ、急がなきゃ！！」
遥はまた私の手を取ると、今度はさっきより速いスピードで走っていく。
何度か転びそうになりながら頑張って着いていき、神社に辿り着いた頃には体力も限界で、肩で息をしていた。
「お参りするよ！五円玉持ってきた？」
「当たり前」
2人で一緒にお参りをする。
いつもお願いすることは一緒。
"家族全員が安泰に過ごせますように"
「んじゃ、屋台回ろ！」
「お化け屋敷行く」
私は即答した。お化け屋敷程面白いものはない。
「全くもぅ…いつもいつも麗はお化け屋敷に行きたがるよね！」
「遥はいつもスマートボール」
「だってー楽しいじゃん！」
そんなことを言いながらお化け屋敷に向かう。
毎年来てるから場所は把握済みだった。
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乙音と海凪(プロフ) - 申し訳御座いませんが、この小説のパスワードを忘れてしまいました。別で新しく投稿するので、其方で見て頂けたら幸いです。 (2021年4月4日 4時) (
レス) id: f3435d618b (このIDを非表示/違反報告)
乙音(二次創作)と海凪(一次創作)(プロフ) - 弄月さん» ありがとうございます…！絶賛ネタ切れなのでめっちゃ頑張ります！ (2021年2月3日 8時) (レス) id: 1dc2c912d4 (このIDを非表示/違反報告)
弄月 - 投稿頑張って下さい！楽しみにしてます (2021年2月3日 5時) (レス) id: d558e3e2af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乙音(二次創作)と海凪(一次創作) | 作成日時：2021年1月17日 1時
