[ヒプマイ]憧れの幼馴染み[一郎落ち]

23話 ページ23

『あ…碧棺左馬刻…』

白っぽい髪の毛に赤い瞳。

タバコを吸いながら私に近づいてくる

馬「さん、だろ？…アイツに似て可愛くねぇ奴」

ふぅっと大きくタバコの煙を吐き出す

『てか、なんで貴方がここに居るんですか』

一郎がTDDにいた頃から私はこの人を知っている

知っているというか、毎日のように一郎からこの人についての話を聞かされた

馬「あ？散歩に決まってんだろ。誰のディビジョンだと思ってんだ」

だからキャーキャー言っている女の人達よりこの人の事を知ってる

『それは失礼な事をお聞きして申し訳ありませんね。それでは私はこれにて失礼させていただきます』

これでもかと言うぐらい嫌味っぽく敬語で接する

馬「んだよ気持ちわりぃな。…おい待てよ。一郎のダボとはどーなってんだよ」

この人の前から逃げれると思いきや、呼び止められてしまった

実はサマトキは私が一郎に避けられている事を知っている

私からは話してみたのだ

ちなみに、何が理由で避けられてるのかは言っていない。

あの事かなとは思うが、まだよく分からないからだ。

そしたら真剣に話を聞いてくれて不安で押しつぶされそうになっていた私を

救ってくれた人でもある。

だけど今はサマトキとじっくり話す気分でもない


私は何も言わずその場を立ち去った

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