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十二 ページ12

「真っ直ぐなところは同じだな、おまえら兄弟は。白瑛は世界征服に割と乗り気な感じだし…、白龍はまぁ…あの『ババァ』のことあって一応真っ直ぐだな。真っ直ぐすぎるというか…。おまえは目標とかはないけど、今一番自分がしたいってことを譲らないって感じだな」


「………当たってる…ような…」



ポカンとしてしまった。



「それと…、おまえ、金属器2個持ってるだろ」


「ぇ?」


「『マギ』である俺にはわかるんだぜ?いつどこで手に入れた?」


「『金属器』って…?」


「さっき云った『迷宮』で得られる『力』は金属でできた物に宿るんだよ。それが『金属器』。おまえが着物の中に隠し持っている刀と、それに付いている装飾品は『金属器』だ」


「え…これが…『金属器』?」



昔から持っていた物が価値あるものだととても驚く。



「さっきの質問に答えろ。いつどこで?」



私は着物の中から短刀を取り出した。



「この刀は父から頂いた物です。生前の母が扱っていた形見の品です」



もう一つの『金属器』とされる装飾品を神官殿に見せた。雪の結晶の形をしている。



「これは…、昔道に迷って入り込んでしまったところにありました。幼かったので記憶が曖昧ですが…」


「そこ!その入り込んだところに青い肌の巨人はいなかったか?」


「きょ、巨人…?」





もしも夢だと思っていたことが本当の現実だとしたら、きっとこの金属の装飾品は神官殿の云う『金属器』というものだと確信した。

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nanomio(プロフ) - 大丈夫ですよ! (2018年9月7日 22時) (レス) id: 4c39cbb966 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - nanomioさん» すみません (2018年8月28日 22時) (レス) id: dc75654661 (このIDを非表示/違反報告)
nanomio(プロフ) - 自分の名前など好きな名前にしたいんですけど。 (2018年8月9日 18時) (レス) id: 4c39cbb966 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - nanomioさん» どんな名前にしますか? (2018年8月9日 9時) (レス) id: dc75654661 (このIDを非表示/違反報告)
nanomio(プロフ) - 名前って変えられないんですか? (2018年8月3日 11時) (レス) id: 4c39cbb966 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年12月18日 8時

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