大好きな君へ偽り言葉【ハイキュー！】

じゅういち ページ12

孤爪side



数学が終わってしばらく、放課後になったのに俺が部活に来ないからクロが起こしに来た。


俺は大きく伸びをしてクロの後を追う。


いつもは授業中に寝たりしないけど昨日は寝れるはずがない。


昔からずっと想い続けて大好きだったAが俺に向けてでなくても告白してきたのだから。


でも、俺はこんなにも好きなのにAには好きな人がいる。



予行練習だったのにあんなに頬を染めて相当その人の事が好きなんだろう。

悔しいけど俺が勝てるはずない。




やっぱり幼馴染は恋愛対象に入らないんだ。

そう考えると胸が苦しくなる。





あの笑顔を俺にだけにしたかった。
あの仕草をひとりじめしたかった。


やっぱりAの事は諦められないかな


ゴメン、応援できない。
告白成功しないで

最低な願い事だってわかってるけどこれぐらい




…許して。

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