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小説家は気前が良き ページ9

.

「おらァしねぇ!!クソ三郎!!」






「はっ、そんなアタック、僕に当たると思ってるのが低脳の極み。クズ、アリよりのダニ」






「アァ!?」







『三郎の言葉のセンスマジで尊敬する』







どうやら2人はスマブラとやらをしているらしく
いつも悪い口調にさらにエンジンがかかり二人とも暴言を吐き散らかしている

そんな所に私がちょっと言葉を挟んだだけで
だまれブス喋りかけんな!!!

と、言われました。
もう言い返す気にもならんわ、









「丁度コントローラー3機あるしさ、勝負して負けた方がコンビニ行ってアイス奢りってのは?」






「二郎にしてはいい案出すじゃん」






「何様だよおめぇ」






『いいから2人とも早くお金出しとけよ』





て2人にいったら コントローラーみたいなん投げつけられた
私何か悪いことした?
アリよりのダニとか言ってる方が悪いよね?私そう思うんだけど




「じゃあ気を取り直して、いくぜっ!」






『よっ…しゃぁ』






.









『まあわかりきってたことではある』







二人に渡されたお金を持って ダラダラと歩き始めてはや3分

てか二人、結局お金渡してくれたの優しくない?
私の優しいの基準下がってるだけかもしんないけど



いやそうだ。優しかったら普通こんな弱小乙女プレイヤーに勝負なんてしかけてこねえだろ焦るわ

自分暑さで頭やられたか?

あーこわこわ。と思いながら顔を前に上げると目の前にコンビニがあった

少し駆け足になって コンビニの中まで入る
バカ涼しい…








『えーと、三郎がバニラアイス、二郎くんがチョコ、私は…』






「…あっ」






『あっ』








いつものレモンタルトアイス

と言って目の前に一つだけあるそれを取ろうとしたのだが
どうやら同じことを考えていた人物がいたらしい


あーどうしよ。優しさ見せとこうかな知らん人だし





『あ、すみません。あの、これ』





「え、いいんです?」





『どうぞ、別に他のでもいいんで』





「…」





その後お会計を済ませて さーやっと帰れるってなった時に
先程の人が私を追いかけて 喋りかけてきた








「これ、やっぱさしあげますよ。なんだか悪い気がするので」





『…え、でも購入済み…』






「素直に受け取りなさい。奢りです」






『え、えっとあなたは…?』






「…しがない小説家ですよ」






そう言って彼は帰って行った

何あれかっけえ

二郎くんはオトシゴロ→←怖いポリスマン



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作者名:桜花 | 作成日時:2019年2月17日 18時

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