カラクリドール【あんスタ】

一夜 ページ5

麻友「おおぅ……予想以上にスリル満点だぜ…」
司「大丈夫ですか？」

ひそっ、と言う声で窓を開けた司くんが話しかけてきた。見回りが来るのは12時。大変だな、てかなんで分かるの？こっそり起きてたりしたの？

司「人の家で落ちてしなないでくださいよ」
麻友「司くんって可愛いって思ってたけどメガネかけるとカッコいいんだね」
司「･････････それ、無意識で言ってます？」

どゆこと？と聞くと別に、と顔を逸らす。なんだよ〜！なんか顔が赤かった気がするけど…。

司「あ、12時。」

丁度に部屋のドアが開いた。ん？開いた？やべぇっ！私は急いで顔を屋根の上に戻し、声だけ聞くように耳を聞き立てた。

召使い「おや？まだ寝てないのですか」
司「えぇ。こちらの本が面白くて。」
召使い「明日の夜はレオ様との1夜でございます…」
司「･････････はい」

おやすみなさいませ、とドアが締まり、召使いが言ったのを確認すると私はただ一言。

麻友「ほもなの？」
司「●しますよ？」

怖ぇよ。

麻友「でも一夜ってそういうことされてるってことでしょ？」
司「そういうことと言わないでください、ゴムは付けてます」
麻友「そういう問題？」

って、なんの会話をしてんだよ私たちは。
手が震えていたのがわかる。怖いんだ。

麻友「ねぇ、見回りって今ので最後？」
司「え？えぇまぁ。」
麻友「ならさ、上においでよ。」
司「は？」

麻友「一緒に、寝ようよ」

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