人気者だった彼女は今____｡【お蔵入り作品】 (ページ4)

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声ページ4

｢あの､すいません。｣

どこからか声を掛けられた。

『はい？』

きっと私の元ファンの子だろうと思ってアイドル時代にしてた営業スマイルで振り向いた｡

すると、

私と同じ制服を身にまとった同じ年ぐらいかな？と言う子が立っていた。

ここの生徒さんなら丁度いい。学院を案内でもして貰うかな？

そう考えていると彼女は､

｢間違っていたらすいませんがもしかして今日転校してくる予定の七瀬Aさんですか？｣

え？なんでこの人私の事知ってるの？

まぁでも取り敢えず返事しないのは可哀想だから

『はい､そうですけど？』

と、返した。

そしたら、彼女から思いもよらぬ言葉が､

｢ホント？それじゃあ貴方がプロデュース科の第2号ね！やった！早速会えて嬉しい！｣

うん。え？ちょっと待って､
プロデュース科の第2号って何？
私､もこの子も普通科じゃないの？

『え、えと。』

｢あー､ごめんごめん。初めてだしよく分からないよね。取り敢えず職員室行こ！職員室！｣

そう言って彼女の言われるがままに私は職員室へ連れられて行った。