夜のコンビニ ページ27
夢主side
『…………お腹減った……………………』
現在夜の午後9時過ぎ。夜ご飯もお風呂も済まして勉強を少ししている所だ。
お腹が減りすぎて勉強に集中出来ない。時々鳴るお腹が更に食欲を増していく。
『……コンビニ行こっかな』
軽くジャージを羽織り、家を出る。
やっぱり夜となると肌寒く、もう少し厚着してくれば良かったかな、と1人反省会的なのを行った。ちょっと寂しいねこれ
夜だってのに街灯でピカピカと光っている道を歩く。ここら辺は大都会!!っていう訳でも無ければ、畑しかねぇ!!みたいなド田舎でもない。丁度いい感じの街だ。だから光が目に痛くなくて良い。
コンビニに着いた。中には店員さんが2人と、お客さんが私を含めて3人目程。多分あっちの方でアイス見てる人は知り合いなんだろうな。ん、なんだろう、既視感がある……
適当に夜食に良さげな食べ物をカゴに入れていく。お腹に溜まってあんまり太らなさそうなやつ。
最後に明日アイスでも食べようかな、と思いアイスコーナーに向かってアイスを2つほど手に取る。そのままレジに向かおうとすると、
どんっ。
「わ、」
『あぎゃっ、』
既視感。三門市に初めて来た時もあった気がするぞ。というか、うっっっわ変な声出た。ぶつかった人に聞かれてなきゃ良いけど。
菊地原「……何変な声出してるの。早く立ち上がったら?」
『え、あっ……聞かれ、っ?!』
目の前に広がったのは肩辺りまで伸ばしていたであろう茶色い髪の毛が垂れ下がっていた。猫目でじっ、とわたしを見つめてきた。
__この人、前私を助けてくれた人だ
歌川「すみません、ほら菊地原も謝ったらどうだ」
菊地原「……早く行こ歌川。」
歌川「?どうしたんだ菊地原、顔赤い「うるさい。ちょっと黙って」
そのまま2人は外に行ってしまった。嵐みたいに過ぎてったな。もう少し話してみたかったけど、言ってしまえば他人同士だ。学校も違うっぽいし、話すことも無い……と思う。
というか、こんな夜まで何してたんだろ、あの2人
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作者名:とめぇとぉ | 作成日時:2021年3月31日 0時