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9話 ページ10
作戦の決行は夜。
相手の意表を突くためだ。
私たち一番隊は
私の目の前で、色素の薄い髪が靡いていた。
冷たい夜風に当たりながら佇む総悟は、まるで別人のようだった。
普段のおちゃらけた総悟は、ここにはいない。
迫り来る決戦の時に備えているのがわかる。
そんな緊張感に、自分の心臓の音がうるさくなるのが分かった。
いつのまにか越されてしまった身長も、
いつのまにか離れてしまった力量も。
痛いほど分かるのだ。
その時、闇夜の静寂を切り裂くような声が各方向から上がった。
他の隊が切り込みを始めた合図だ。
私たち一番隊はこれに乗じて、
「行くぞ。」
その一言で、隊長の一言で一番隊の空気がガラリと変わった。
私は帯刀している刀に手を当て、そいつの背中を追った。
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作者名:けんそう | 作成日時:2018年5月11日 7時