検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:57,650 hit

9話 ページ10

作戦の決行は夜。



相手の意表を突くためだ。



私たち一番隊は(かしら)の頭を取るために背後から奇襲をかける。



私の目の前で、色素の薄い髪が靡いていた。



冷たい夜風に当たりながら佇む総悟は、まるで別人のようだった。




普段のおちゃらけた総悟は、ここにはいない。







迫り来る決戦の時に備えているのがわかる。

そんな緊張感に、自分の心臓の音がうるさくなるのが分かった。




いつのまにか越されてしまった身長も、


いつのまにか離れてしまった力量も。



痛いほど分かるのだ。









その時、闇夜の静寂を切り裂くような声が各方向から上がった。



他の隊が切り込みを始めた合図だ。



私たち一番隊はこれに乗じて、(かしら)の背後を取る。





「行くぞ。」



その一言で、隊長の一言で一番隊の空気がガラリと変わった。







私は帯刀している刀に手を当て、そいつの背中を追った。

10話→←8話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:けんそう | 作成日時:2018年5月11日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。