探偵社とマフィアの恋【文豪ストレイドッグス】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:435 hit

偶然ページ3

ガチャン

気づけば家についていた。

あの人はなんていう人なんだろう。

あの人もマフィアの一人なのかな、それとも敵かな

マフィアの人だったらいいな

名前、知らないけどまた会いたいな。

----------------------------

やばい、敵の異能空間に閉じ込められた

銃を撃っても効かない

仲間は皆死んだ

どうするべきなんだろうか

そんなことを思っていると、敵の異能が解除され

先刻よりも離れた場所に落とされた

誰か応援にきてくれたのか？

敵を殺して一息つこう、真っ直ぐ家へ帰ろう、そう思った。

「っ」

誰かいる

触覚、そして第六感が優れていることが唯一の取柄なのだ

其の御陰で此の黒い世界を生き延びれたと云っても過言ではない

人の気配を間違えるはずがない

すぐに瓦礫の森に隠れた。

誰だ？

見た瞬間私は息をすることも忘れてしまった。

そこには、殺す予定だった敵が拘束され、

少し抵抗したのだろう、

彼の服にも血が付いていた

服が風に吹かれ、揺れる

その様子は、息を飲む程美しく、形容する言葉が見つからない程だった。

自分が見ていることすら烏滸がましく、視線を外す。

落ち着いた頃には、もう彼はいなくなっていた。

神様、この感情(彼を美しいと思う気持ち)は恋なのですか？