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第一章 七話 ページ7

A「……ここは、、何処なんだろう…」





随分走った。




走って走って、全く知らない山の麓に来てしまった。




藤の家に行けば必ず本部に連絡が行くと思ったから
藤の家の付近を避けて走ってきた。





数時間も走り続けたが、逆に足も身体も麻痺して何も感じなかった。





だが、自分の限界は分かっている。





そろそろ筋肉が動かなくなる。




そう思い、木の下に座り込んだ。





A「……このまま楽に死ねたら、、どれだけ楽だろう」





私はそんな事を考えながら、日が落ちる空を見上げていた。





もうすぐ夜がくる。





でも平気。





ここに鬼の気配はない。





別に鬼に食われたとしても私の為に泣いてくれる人なんて、いやしない。





ただ、「あーあー」で終わるだろう。





そんな気がした。





私は目を閉じた。時の流れに身を任せるように目を閉じ木にもたれかかった。








その時だった。




私は雷に打たれたように体が痺れた。





鬼だ。鬼の気配がする。




そう思った時にはもう周りを囲まれていた。




鬼は群れない筈なのになぜ、、




鬼「人間だぁ……しかも、、稀血…」


鬼「稀血は俺のモノだ!手を出すな!」




私は体を起こし身を低くし鬼達をゆっくり見た。



嗚呼、そうかこの鬼達は私の血に引かれて集まってきただけなんだ。消して群れて居る訳では無い。



稀血ってほんと幸運なんだか不運なんだか。





鬼は13体。血気術を使う鬼は居ない。




A「はっ、複数で掛かれば喰えるとでも思ったの?…私がその脳筋断ち切って……」



私は腰に手をやると、いつもはそこにある日輪刀が無いことに気がついた。




鬼「脳筋なのはお前の方の様だな」


鬼「生身で鬼である俺様に勝てると思っているのか!大人しく俺に喰われろ稀血!」



鬼達は一斉に私の元へ走りこんできた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 夢小説 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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ゆっくり四つ葉 - いいのか、、、888評を889評にしてしまって、、、!素晴らしい作品をありがとうございます! (2020年9月14日 20時) (レス) id: 558ca2fe7e (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - あゅみさん» ホントですよですよ!!!!あぁ.......尊い.... (2019年12月15日 23時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 莉華さん» 無一郎くん可愛すぎて永久保存ものですよ笑 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 肯定的なトマトさん» 無一郎くん尊いですよね泣 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - ん"ん"ん"........!!!!むいくんがかあいい....!!!! (2019年12月15日 16時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とーにゅ | 作成日時:2019年12月1日 21時

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