第二章 二話 ページ12
一ヶ月前━━━━━━━━━
A「っ、、」
珠世「…目が覚めたようですね。気分はどうですか?」
私はゆっくりと目を開けた。
さっきまで山の麓に居たはずなのに、家の中の天井が視界に広がった。
私に襲いかかってきた13体の鬼はどうなったのだろう。
A「此処は……ぃっ、、」
珠世「まだ起き上がってはなりませんよ。鬼に噛まれた傷が広がります」
嗚呼…私は噛まれたんだ。
襲われているところをこの人に助けられた。
人……人……?
鬼…?
A「……あの、、貴方は…」
珠世「私は珠世と申します。そして此処は私の診療所です」
診療所って事はこの人は医者かなにかなのだろう。
A「何故……私を助けてくれたんですか…」
珠世「……人は守るものだと、思っておりますので」
なんて心穏やかな人だろう。
まるで、、お館様のような優しさ。
A「っ、!?」
そうだ……私はお館様に、、、人として愛してもらっていないんだった。
珠世「どうか、されましたか?」
A「すみません……助けて頂きありがとうございました……」
珠世「っ、!起き上がっていけません!傷が…」
私は珠世さんの言葉を無視して、スっと起き上がり地面に立った。
体を見るとどうやら、腹部と首筋を噛まれたらしい。
A「…この借りは必ずお返しします。ありがとうございました。珠世さん」ニコッ
私は珠世さんに微笑み返し、ドアの方へと歩いた。
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ゆっくり四つ葉 - いいのか、、、888評を889評にしてしまって、、、!素晴らしい作品をありがとうございます! (2020年9月14日 20時) (レス) id: 558ca2fe7e (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - あゅみさん» ホントですよですよ!!!!あぁ.......尊い.... (2019年12月15日 23時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 莉華さん» 無一郎くん可愛すぎて永久保存ものですよ笑 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 肯定的なトマトさん» 無一郎くん尊いですよね泣 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - ん"ん"ん"........!!!!むいくんがかあいい....!!!! (2019年12月15日 16時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーにゅ | 作成日時:2019年12月1日 21時