30話・消えた守護神 ページ31
*野坂side*
豪炎寺「野坂……。」
野坂「何でしょうか。」
豪炎寺「すまない。」
急に話しをかけられ、「すまない。」と言われ頭を下げられる。
何の事だかわからない。
野坂「えっと……、何かあったんですか?」
豪炎寺「天瀬が叫んでくれたのに、助けられなかった……。」
野坂「えっ……。」
豪炎寺「連れ去られた……。」
唐突の出来事。
彼女が連れ去られた?
何故その時、幽霊にならなかったんだ。
馬鹿とかそんな事を言っている場合ではない。
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彼女が連れ去られたことは、僕と豪炎寺さんしか知らない。
皆に、余計な迷惑をかけるわけにはいかない。
そんな中、新たなメンバーが加わった。
アフロディさんだった。
アメリカ戦まで時間がないなか、練習をする日々。
アフロディ「野坂くん、少し動きが鈍いようだけど……。大丈夫?」
野坂「え?あ、大丈夫ですよ。」
ずっと、彼女を助ける方法を考えているのが原因だ。
けれど、それをやめて集中してしまうと、彼女が僕の頭の中から消えそうで怖いのだ。
一星「野坂さん。最近、Aさんを見てないのですが……?」
そうだ、一星くんは……。
幽霊状態の彼女が、見えるんだ……。
野坂「ここでは話せない。ちょっと、来てくれるかな?」
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一星「え?!それって、立派な犯罪ですよね?!」
野坂「あぁ……。」
一星「だから、動きが……。」
野坂「このままだと、アメリカ戦でも支障を出すことになる……。どうにかしなければ……。」
一星「一旦、彼女事を考えるのをやめたらどうですか?」
やはりそれしか……。
微かに震える手を握り締めた。
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作者名:千 | 作成日時:2019年4月30日 12時