28話・バレちゃ駄目 ページ29
「上手くボールの起動を操作してますねー。」
『!!監督さん?!』
後ろからやって来たのは、趙金雲監督だ。
趙金雲「まるで、ボールの魔術師のようですね。」
『!!!』
ボールの魔術師の所で、監督の声のトーンが変わった。
何故その名前を知っているのかは謎だが……。
『ボールの魔術師ですか……。』
趙金雲「ま、そんなあだ名の人が存在したかは、知りませんがねー。」
あの監督、怪しい。
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合宿所内で、歩いていたら野坂くんと、一星くんの声が聴こえた。
壁に隠れて盗み聞きをした。
一星「ボールの魔術師について一応調べましたが……。」
野坂「うん、ありがとう。」
会話それだけっ!?
てか、何で野坂くんがその名を調べてるんだ……?
あの話を聴いてたとか……?
野坂くんだけには、知られては駄目だ。
何が何でも、ボールの魔術師の話はスルーだ……!!
午後になり、アメリカの偵察をすることになった。
私も同行。
バスの中では流石に、あの件の話はしないだろう。
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私は今は、野坂くん意外に見えていない。
円堂さんが、野坂くん達を紹介している時に私の事を気にかけた。
円堂「あれ、天瀬は?」
明日人「確かに。」
灰崎「野坂お前、置いてきたのか?」
野坂「……。」
野坂くんは、私の方をジっと見る。
『い、今は皆には見えないようにしてるだけ!置いてってなんかしてないよ?!』
野坂「今は、見えないようにしてるだけだって。」
円堂「そうか?」
すると、アメリカ選手の一之瀬さんが、恐る恐る聞いてきた。
一之瀬「そこに、誰かいるのか……?」
円堂「あぁ、いる……「円堂……!!」え?」
豪炎寺「一之瀬達には、言わなくていい……。」
円堂「わ、分かった。」
一之瀬「?」
そのまま私の存在を秘密のままにした。
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作者名:千 | 作成日時:2019年4月30日 12時