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夏油「じゃあ電気を消したら順番によそってね、電気消すよ」





その言葉と共に、皆で鍋の中の具をよそう




五条「電気つけんぞ……」





____カチッ




そして蓋が空いた瞬間___






「…………やっぱ私」





家入「A」




五条「逃げんなよ」





2人とも……私の手を掴まないで……





「これは人間の食べるものではないよ」





Aは珍しく顔を真っ青に染め眉を下げた





逃げたくなるはずだ……




だって




お肉
シュークリーム
キムチ
サバの味噌煮




…………この具材だけで誰が何を入れたのか察しがつくもの





「悟……鍋の中にシュークリームはないよ」




五条「俺どうにかしてた………………ってなんで分かんだよ!」



家入「Aはいいチョイスしてんじゃん」



「はは……お互い様だよ」




家入「そして……サバの味噌煮にシュークリームね……闇鍋だからと言ってもシュークリームだけはないわ……むり」





夏油「クリームが浮かんでる………………」





みんなで感想を言い合いながら顔を顰めて食べ進める




……1時間後には全て食べきり、五条はテーブルに突っ伏し、夏油は背もたれによっかかり、家入は口直しにタバコを吸い、Aは口直しに紅茶を飲む








そしてこの時皆思った……








『二度と闇鍋はやらない』







……………………と。

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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