『伏黒甚爾』 ページ31
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「任務完了っと……」
Aは鎌に付いている血を拭き取りキャリーケースにしまう
?「これまた随分物騒な武器じゃねえか」
すぐ後ろで聞き覚えのある声が聞こえAは後ろを振り返る
?「よお、久しぶりじゃねえか」
男は手を挙げニッと笑った
「……え、甚爾兄?」
甚爾「その呼び方久しぶりだな」
「え、甚爾兄……………甚爾さんどうして?」
甚爾「仕事でここら辺に用があったんでな」
この人は禅院甚爾
禅院家と五条家では仲が悪い
そして五条家の親戚の高辻家も禅院と仲が悪い………………なんてことはない。
普通に良き関係である
そんな禅院と高辻は少なくとも交流はあり、そこで出会ったのが禅院甚爾であった。
1度ばかりではあるが呪霊から守ってくれた甚爾を慕い、甚爾も慕ってくれるAを妹の様に可愛がっていた。
「甚爾さんが仕事?今何やってるの?」
甚爾「あー、それは秘密な」
「?……そう、あ……甚爾さんこれからご飯どう?勿論私の奢り!」
甚爾「おっ、わかってるじゃねえか」
その言葉にAは嬉しそうに笑い歩き出した
甚爾「それにしてもいい女になったじゃねえか」
甚爾はAの髪を指でくるくると巻き笑った
「唐突…………甚爾さんは相変わらず」
2人は他愛もない話をしながら定食屋に入った
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甚爾「へえ、お前が特級ねー」
「アハハっ、甚爾さん拗ねてる?」
甚爾「この歳で拗ねるかよ……てかあれだろお前、立場的にお堅苦しい振る舞いでもしてんだろ」
ビシッと橋をAに向ける甚爾はAを見透かした様に見つめた
「別にそこまでお堅苦しくはないんだと思うんだけど……」
甚爾「お前は考えすぎなんだよ、もっと自由に生きろ」
「そう言う甚爾さん……"今は"自由そうだね」
甚爾「まあな、子供も居るし金も稼げて女も取り放題」
「ブフォッッ!!!!」
甚爾「汚ねえ……」
Aはある爆弾発言により思わずご飯を吹き出した
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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時