【黒バス短編集】『君を/貴方を/お前を愛してる』

結構可愛いかも……(黄瀬涼太) ページ1

タッタッタッ......

「き、せ、くぅ〜ん!!」

私は愛しの黄瀬くんに飛びついた

心底嫌な顔をされるのはいつものこと


「あのさぁ

アンタみたいなブスが俺に抱きつくなんて百万年早いんだよ」


そして黄瀬くんにブスと罵られるのもいつものことなのです

「黄瀬くん！

言っとくけど私すごくモテるんだよ！

顔は自分でも可愛いと思うもん」


そう、私はブスではない

どちらかといえば可愛い部類に入る

1ヶ月に５回は告白される


「はっ！

アンタみたいなのが告白されるなんて...世も末ッスね」


「.........黄瀬くん」

「な、なんスか」


私が急に真面目な顔をしたからなのか...

黄瀬くんは戸惑っている


「........私いつも黄瀬くんに酷いことばかり言われて罵られてるじゃん？

だから............


罵られるのが気持ちよくなってきちゃったじゃない!!

どうしてくれるの！

責任とって私と付き合おうよ!!!!」


「.....................」

あぁん、そんなゴミを見るかのような目で見ないでよ

興奮しちゃうじゃん


「......アンタって顔可愛いのに性格が残念ッスよね」

「...............え？」


私は今、絶対に顔が赤いだろう

それはもうタコみたいに......

今すぐにここから立ち去らなければ！


「わわわ、私もう行かなきゃ！

じゃ、じゃあまたね!!」



「.........どうしよう

あいつの結構可愛いかも.........」


黄瀬のその呟きAは知らない



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この黄瀬くんはいつものワンコな黄瀬くんじゃなくなってしまいました！

私的にはゲスい方が好みなので

ゲス黄瀬くんが好きな方、お友達になりましょう！

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