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視線が痛い。
もう一度言おう。
視線が痛い。
あれからずっと沈黙が続いてる。
沈黙を破ったのは御館様だった。
御館様「君 お名前は?」
『.....シエルだ。シエル・ファントムハイヴ。』
なんだろう。視線に交じって殺意を感じたぞ。敬語を使わなかったのがいけなかったのか。僕は使う気ないぞ。
御館様「変わった名前だね。国外の子かい?」
『......英国....イギリス人だ。』
御館様「天元から聞いたのだけどその歳で仕事をしているようだね?詳しく教えてくれないか?」
『..........英国の王宮が承ることが出来ない汚れ仕事を承る仕事をしている。表向きは玩具屋や化粧屋だ。通り名は"悪ノ貴族"と"女王の番犬"。僕はファントムハイヴ家 現当主。伯爵だ。』
御館様「ふむ、、、、.......君、人は殺したことあるかい?」
空気が重くなる。
『何故 そんな事を聞く?』
御館様「ただの興味本位さ。安心して罰するなんて事はしないから。」
『.........ある。僕は人を殺した事がある。何人も。数え切れない程。人を殺すのも怖くない。僕は僕の為に人を殺した。』
柱達からの殺気が増えた。重い重い殺気。
伊黒)「おい。何故お前は何故人を殺した?」
『僕が殺されそうになったから殺られる前に殺った迄だ。』
御館様「君、家族は?」
『居ない。』
御館様「......1番聞きたかったことを聞かせてもらうよ。君が連れてるその執事。あの人は一体 何者だい?」
『..............』
セバス「これはもう言ってしまった方がよろしいのでは。坊ちゃん。」
『嗚呼.........』
御館様/柱「..........」
『彼奴は 悪魔 だ。』
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作者名:みでぃあむステーキ。? | 作成日時:2021年1月21日 20時