LIFE.05 ページ5
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『あ、月島くんだ!』
私は今危機に直面していた。
…………そう、月島くんがいる。
「超エリートクラスの……名前は?」
「た、立花であります……!!」
月島くんは私をチラッと見る。
それで彼の視線は委員長バッチに向いた。
「立花サンって生徒会?」
「ち、チガイマス」
「……ふうん、それが事実だとしてもウソだとしても超エリートクラスの事実上の最高権力者は立花サンってこと、ですよね?孤爪先輩」
月島くんは隣の黒と金髪のプリンの人に
話を振っていい笑顔で笑っていた
ホラ、
よく見て月島くん。
急に話題振られて先輩困ってるよ。
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「う、うん……クラス、特に超エリートクラスは決まりに厳しいから特に校則が聞くと思うけど……」
それを聞いてまた月島くんは怪しく笑う。
怪しく笑うっつーか、めっちゃ怖いよ
「あの、教室帰っても良いですかね」
「良いと思う……」
先輩の言葉を聞いてダッシュで下駄箱に向かう
月島くん半端ない。
何か私のセンサーが初めて起動したわ。
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「Aちゃんって人脈ひっろいね!!」
「おはよう……なんで?!」
だって、
と友達は続けた。
「月島くんって超一流企業の会長の子供だよ」
……あの人が将来会社を継ぐと思うと
本当に、この先の未来が心配になる。
国見でも心配なくらいなのに
月島くんはマジでない。
「日本大丈夫なのかな……」
「大丈夫だよ!世の中には影山くんや孤爪先輩みたいなちゃんとした人もいるんだもん!!」
影山くんと孤爪先輩。
もう本当頼みます、日本が危ないです。
「あ、あの!クラス代表いますか!!!」
「え、クラス代表って誰?」
私の言葉の後に視線が私に向く。
え、もしかしてクラス代表って私だったり?
あ、でも確かに
私クラス委員長だわ。
「あ、ごめん。私っぽい」
「え、国見じゃないの!?じゃ、じゃあ宜しくお願いシマス!!!」
その人の制服は一般クラスA。
それでもバッチを付けているくらいだから、
多分……
お金持ちの人。
「俺、日向翔陽!!中等部からこの学校!」
「私は立花A、今年からだよ」
プリントを日向から受け取って、自己紹介。
プリント内容は今後のクラス方針について。
「解らないことがあったら俺に聞いて?」
「有難ね!あ、プリントも有難う!!」
うん、多分こういう純粋そうな子が
いい日本を作るんだと思うんだよね、うん。
多分。
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α&ω(プロフ) - あの、すいません…唐突ですけど、北海道の方なんですか?[〜だべや]とか、[〜べ]とかは北海道独特な気がするんですけど……勝手な偏見なので答えなくてもいいです。それと、この作品面白いです! (2017年8月6日 22時) (レス) id: f97a2f3c7a (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - iuyさん» ありがとうございます!!そんなこと言われるとヤル気になります\(^o^)/頑張ります! (2015年1月5日 15時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
iuy(プロフ) - これすごい好きです!毎回更新楽しみにしてます。通知の所にこれがあったらヨッシャーってなります。がんばってください! (2015年1月5日 15時) (レス) id: 623e9eb58d (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!!夢主ちゃんのキャラたまに難しい……()、ありがとうございます!頑張ります! (2015年1月5日 9時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 初コメです!!すごく面白いです。夢主が面白い(笑)更新ファイトです(^o^ゞ応援しています! (2015年1月4日 23時) (レス) id: 96131bf237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2014年12月24日 11時