【HQ】シンデレラ物語。

LIFE.34 ページ34

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ウチの父の働いている会社の取引先が

最近取引を急に打ち切ったりするらしい

とか言われても


正直ふーんって感じ、現状私には関係ないし。




「また、手紙……」


最近私の下駄箱によく入っている手紙



ゴミは悪いと思ったのか

流石に止めてくれたから案外いい人かも


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「立花さんそれって、ラブレター……？」

「え''……ひ、日向…！？」


まずった油断した。

朝早いから誰もいないかと思っていた



「受けるの……？こ、コクハク」

「え、っと…どうだろう」


ラブレターと言うよりは脅迫文に近い

受ける受けないの問題じゃ



「立花さん、受けちゃ……ダメ」

「あ、うん」


「だって俺の方が好きだもん！！」



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えええええ！！！？

流石日向

国見や月島みたく憎まれ口じゃなくて


そっち！？




「ありがとう、でも私これから委員会だから」



告白なんて冗談で出来るのは

月島と国見と影山くらいなモンだと思う



(日向は本気……でもゴメン)




「私も日向のこと好きだよ！”友達として”」



正直なとこ、最低だと思う

でも正直に返事が出来なかったあたり


私が日向と友達でいたいから、だと思う



「……うん、ありがとう、立花さん」



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「ギリギリだな、A」

「へへっ、時間にはちょっとルーズで……」



西谷先輩の隣に並んで

登校してくる人の服装をパーっと見る



「割と皆ちゃんとしてるんですね」

「黒尾さんのお陰だと思うぞ！」


あー…


一応風紀委員長だしな

それなりに仕事出来てんだろう、。



「でも正直あの人が風紀乱してますよね」

「でも正してんのも、黒尾さんなんだからプラマイプラだよなあ、すっげえ！！」



何一人で興奮してるんですか先輩

ていうかプラマイプラってなに


そんなに凄いの！？



「でも月島の言い方とかで気分害して直すってやつも結構いるんだってよ！」

「でしょうねえ」



アイツに注意されたら

直すか、やり続けるかのドッチかだよ


え、私ならやり続けるよ？



「なあ、お前何かされたりとか……」

「大丈夫です！例え何かされてたとしても先輩の所為じゃないですよ、絶対」


相変わらずだと思った

先輩周りに気配りすぎじゃね？



「ならお前何で今日そんなに顔暗いんだよ」

「…暗いですか？」



全然気づかなかった

悪いことだって起きてるけど、大した事じゃない



「それにしてもよく気づきましたね」

「へへっ、お前の事はよく見てっから」


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