LIFE.24 ページ24
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影山は私をドリンクコーナーの前まで
引っ張って、それから其処に座った
「影山も女と連むんだ?」
「俺が誰と居ようとお前には関係ないだろ」
ドリンクコーナーは大富豪の溜まり場なのか
国見やらの生徒会メンバーが多々いる
「ていうかソイツ誰」
国見は私の胸元に付いた
委員長バッチと風紀委員のバッチを見ながら言う
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そんなに解んないの?
という意味を込めて影山を見ると影山も影山で
意味不明という顔をしていた
「何言ってんの、お前」
「は?」
「コイツお前のクラスの立花だろ」
その言葉のいい終わりと同時に
国見は目を見開いた
「…コイツが、立花?」
「おう」
国見はマジマジと私を見て納得の
いかなそうな顔をして飲み物を口に流し込む
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「昨日ぶりデス、国見くん」
「うっわ、マジで立花じゃんか」
目を細めて私を見る国見は
中々失礼な奴だと思う
「意外と解んないんだね、そんな違う?」
「だいぶ違うっていうかそれ詐欺だろ」
「何でだよ、可愛いじゃねえかコイツ」
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「え、お前本気……?」
影山の言葉に国見は愚か周りの人までも
目を丸くする
勿論私も例外ではない
「?おう」
素で言ってんのか、コイツ
恐るべし天然力…!
「あっそ、まあ確かに、あの三つ編みよりは良いんじゃない?」
「なんか、ありがとう」
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暫く雑談してわかった事と言えば
国見と影山は仲があまり良くないという事
「そう言えば立花、何で及川さんと……?」
「ああ、メイクとか服とか貸してもらったの」
国見と影山は遠くにいる及川先輩を
数秒だけ盗み見ていた
「そういや、お前と日向って」
何て言おうとしたのかは解らないけれど
影山の言葉を遮って遠くから
日向の声が聞こえた
「立花さん!!」
振り向くと日向と
…多分髪をあげた西谷先輩がいた
「噂通りだな!」
「き、綺麗デスネ!!!」
「ありがとう」
私の手をギュッと握りながら
日向は目を思いっきり瞑ってそう声をあげた
「A、向こうに風紀委員揃ってんだ。後でちょっとだけ顔出せよ!」
「はーい」
国見は興味無さそうに
影山は前の言葉通りオモチャを取られて悔しそうな子供みたいな顔をしていた
「西谷先輩、髪おろしてる方がイケメンです」
「俺はあげた方が好きだけどな!」
西谷先輩は校則的に髪を下ろしているけど
今日はあげている
相当気に入ってんだなあ
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α&ω(プロフ) - あの、すいません…唐突ですけど、北海道の方なんですか?[〜だべや]とか、[〜べ]とかは北海道独特な気がするんですけど……勝手な偏見なので答えなくてもいいです。それと、この作品面白いです! (2017年8月6日 22時) (レス) id: f97a2f3c7a (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - iuyさん» ありがとうございます!!そんなこと言われるとヤル気になります\(^o^)/頑張ります! (2015年1月5日 15時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
iuy(プロフ) - これすごい好きです!毎回更新楽しみにしてます。通知の所にこれがあったらヨッシャーってなります。がんばってください! (2015年1月5日 15時) (レス) id: 623e9eb58d (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!!夢主ちゃんのキャラたまに難しい……()、ありがとうございます!頑張ります! (2015年1月5日 9時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 初コメです!!すごく面白いです。夢主が面白い(笑)更新ファイトです(^o^ゞ応援しています! (2015年1月4日 23時) (レス) id: 96131bf237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2014年12月24日 11時