LIFE.01 ページ1
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私の家はこの学校でいう、貧乏。
まあ貧乏ってほど貧乏ではないけど……
この学校で言う貧乏
だから超お金持ちの行く学校に
無理矢理に特待Sで進学し、
あわよくばお金持ちとお付き合い……何てつまんないことを考えていた
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「おはよう、Aちゃん!ねえ、聞いた?今日さ、生徒会の方々が生徒会室で会議してるみたいだよ!!」
生徒会って言うのは、
この学校で物凄いお金持ちの人達がなる役職
「噂では及川先輩!あの人スッゴイカッコいいんだって!!」
及川先輩。
私達が入学したその日新任生徒会長として
台に立っていた、キラキラのイケメン。
「だってあの人元々カッコよかったじゃん」
「まあそうなんだけどさ、このクラスにもいるみたいだよ?生徒会」
マジでか。
ここ超エリートクラスだぞ、
頭良くて金持ちって何者だよ、死んでしまえ
「あ、ホラあの人!噂の生徒会の……」
『国見英』。
確かこの学校で三番目に頭がいい人。
で、スポーツも普通にできる人。
「立花先生がノート集めとけって」
私はこのクラスのクラス委員長。
まあ、特待Sを取るくらいだし当然っちゃ当然
だってこの学校。
学力と財力が自分の価値であり権力だから。
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「国見だって副委員長でしょ、手伝ってよ」
「面倒くさいから無理」
それで私の横を素通りして席に着くのだから
中々感じの悪い奴。
「やっぱお金持ちは違うね!Aちゃん!」
ああ、純粋……
そして可愛いですねえ、流石お金持ち。
私とはレベルが違うわ
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「あー……おも」
国見の奴マジで手伝わないとは思わなかった
まあ国見みたいなのに変なこと言ったら
大騒動になりそうだから何も言わんが。
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「どわっ!!?」
「あ、……悪い」
ドサドサドサと傾れ落ちるノートの山を見て
流石に悪いと思ったのか彼はノートを
拾い始めた。
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「この量1人で運ぶのか?お前」
その人は私の頭の天辺までに及ぶノートを見て
すごい失礼な顔をした。
「ぼ、ボッチとかじゃないから!!!!」
「……人の考えてる事解るのかお前」
「いや、自分そんな顔してたよね!!?」
凄い危ない奴を見る目をしていた彼に
めちゃくちゃ否定をした後、
私はノートを持って職員室へ向かった。
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「普通の女なら、うぜえ位媚びてくんのに」
ーーーー変な女。
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α&ω(プロフ) - あの、すいません…唐突ですけど、北海道の方なんですか?[〜だべや]とか、[〜べ]とかは北海道独特な気がするんですけど……勝手な偏見なので答えなくてもいいです。それと、この作品面白いです! (2017年8月6日 22時) (レス) id: f97a2f3c7a (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - iuyさん» ありがとうございます!!そんなこと言われるとヤル気になります\(^o^)/頑張ります! (2015年1月5日 15時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
iuy(プロフ) - これすごい好きです!毎回更新楽しみにしてます。通知の所にこれがあったらヨッシャーってなります。がんばってください! (2015年1月5日 15時) (レス) id: 623e9eb58d (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!!夢主ちゃんのキャラたまに難しい……()、ありがとうございます!頑張ります! (2015年1月5日 9時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 初コメです!!すごく面白いです。夢主が面白い(笑)更新ファイトです(^o^ゞ応援しています! (2015年1月4日 23時) (レス) id: 96131bf237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2014年12月24日 11時