猫系女子と猫かぶり系男子

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タタンタタン──


規則正しい電車の音を聞きながら、

私たちは隣同士の席に座る。


と、すぐに健ちゃんは私の肩にもたれかかって

寝息をたてはじめる。


あの時から変わらない寝顔。


こんなに可愛い健ちゃんを独り占めできる私は

きっと世界一の幸せ者。


─

──

────


？｢瀬戸おっは。｣

？｢おはy｣

瀬｢はよ。｣

？｢朝から被せてくんな！｣

？｢....その子誰？｣

？｢瀬戸が女のコ連れてるなんて珍しいじゃん。キミ、なんていうの？1年生？｣

主｢あ......中西....A、です....。2年生....。｣


頭の色が派手な2人組に話しかけられて、

咄嗟に健ちゃんの背中に隠れる。

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