猫系女子と猫かぶり系男子

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主｢はぁ。｣


すっっごく疲れた。

歩き疲れたとかじゃなく、

多分気疲れしたんだと思う。


このタイミングでトイレとか私最悪！

.....って思ったのに、実際それでよかったのかも。



花宮くんって、なんか私に似てるんだよな。

正確には、去年までいた学校で

部活のメンバーに溶け込むために

作り笑いをしていた私に、似てるんだ。


はっきり言えば、胡散臭い。

だから2人きりでいてちょっと息が詰まってたかも。


全回復するまでにはもう少し時間が必要だけど、

案内してもらってる手前、

待たせるわけにはいかない。



元いた学校より幾分か綺麗なトイレを出ていくと

そこにいたのは、先程までとは打って変わって

愉快そうな笑顔を浮かべた花宮くんと、



主｢健ちゃん！｣



もう何年も会っていなかった、

大好きないとこだった。

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