貴方に似合っている花を ページ10
さっそくお花屋さんへ入ると
私の同い年か年下くらいの女の子が店番をしていた
セクシーな子だなぁ…
いの「いらっしゃい〜って
あんた見ない顔ね？」
「え、分かるんですか？？」
いの「まぁね〜、店番は結構任されてるし
木の葉の里の人達は大体記憶してるの！
それに、あんた…結構な美人だし…
知らないって方がおかしい話よ…」
笑顔で教えてくれたセクシーな子
だけど最後になるにつれて
拗ねるような顔をしてたけど大丈夫かな？？
いの「で！なに探しに来たの？」
「あ！ちょっとお世話になってる人に
お花でもって…」
いの「ふふっいい考えじゃない？
あなた名前は？私が選んであげる！
あんたにそっくりな花をあげれば
相手だって嬉しいはずよ！」
色んな花を見ては
私へ持ってきて似合うか似合わないかを
確認してくれる
でも、私が似合うものでいいのかな
カカシ先生に渡すものだし…
「名前はAです！
でも、いいのかな私が似合う花で…」
いの「私はいの！全然タメでいいからね？
それに、私が選ぶんだし綺麗なのは間違いなし！
相手だっていつでもAのこと
思い出せるじゃない
相手を思いながら渡す花もいいけど
これも新鮮でいいじゃない？」
いのちゃんは
そういうと一輪の花を見つけて
これだ！って大声をあげた
こんなにも私のために探してくれた花
カカシ先生にじゃなくて、私が大事にしたくなった事は先生には秘密にしておこう
「いのちゃん、コレなんて花なの？」
いの「これはね〜
アヤメっていう花なの、学名でアイリスって呼ぶんだけど
『虹』って意味なの！
虹のようにさまざまな色の美しい花を
咲かすことに由来がきてるんだって
Aにぴったりでしょ！」
たまたま、私の名字と同じ花を選んでくれた
いのちゃん
偶然だってわかってるのに
嬉しくてたまらない
「いのちゃん…嬉しい。
こんなに綺麗な花私には勿体無いけど
いのちゃんに選んでもらえてよかったよ！」
嬉しさのあまりいのちゃんに
抱きつくと優しく抱きかえしてくれた
いの「もう〜大げさだな〜笑
相手の人にも喜んでもらえるといいわね」
「うん！！」
此処を出るときに
いのちゃんは、いつでも来ていいわよっと
声をかけてくれた
この世界にきて初めての女の子友達
あぁ〜、カカシ先生にこの話をするのが
たのしみだなぁ
終わり
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作者名：カカオ | 作成日時：2018年4月8日 23時
