#055 キャラが濃い ページ5
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「ちょっと待って。
その人、変なカタコトだった?」
『え?うん』
「青っぽい目?」
『うん』
「後ろで三つ編み?」
『うん...ねぇ、なんでそんなこと聞くの。
特徴当たり過ぎてて気持ち悪いし』
正直…質問多すぎて面倒臭い。
ほら須賀、読者さんも面倒臭いって言ってるじゃん。
「そいつ、銀魂の登場人物の神威だよ」
『え?
あー...だからあの人もキャラ濃そうなオーラだったんだね』
「軽いなぁ」
『うん、個人的にはその...神威?よりお姉ちゃんに会えるのが楽しみで仕方ないからね』
「まぁお前的にはそうかもしれねぇけどさ...。
神威推しの人からしたらこんなにヌルッと登場して退場するなんて良くないでしょ」
...そういうものなのか。
初耳。
でも仕方ないよね、お礼言う前にどっか行っちゃったんだし。
『へぇ。
...んで、これからどこ行くの、家?』
「いや、まだ姉さん帰ってねぇし、その辺ぶらつこうぜ」
お姉ちゃんはどうやら医者をやっているらしく、家に帰ってくるのは不定期だそう。
令和でもそうだったけど、江戸でも医者なんて...。
大のシスコンである須賀の悲しんでる姿が目に浮かぶよ。
「つか近くにいたんなら俺も神威に会いたかったああああ!」
『今更?』
会ってもないのに感情歯止め効いてないの見ると会わなくてよかった、と真底思った。
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尾州で1番人気の甘味処で餡蜜を食べている時に須賀から投げかけられた、「どうして急にこっち来れる事になったんだ?」と言う質問に困ってしまった。
『どうして?って言われても...。
局長は何かを隠したがってる様子だったし、大人しく指示に従うべきかなぁみたいな?』
「んー、聞きたかった事半分くらい分かったわ。
じゃあ近藤さんは何を隠したかったんだろう」
『それが分かってたらこんなにモヤモヤしてないよ...』
旅行の話があった時、局長の隣にいた副長からは何か圧を感じたし、局長からは「はい」と言ってもらわないと困るオーラが出てた。
まぁ上司の事情なんだから、部下が動ける訳ないんだけどね。
「何か裏ありそうだけどな」
『まぁ後輩らしく健気に信じてみるよ』
「おう。
ところでもうすぐ日が沈みそうだけどどうする?」
『お姉ちゃんまだ帰りそうにない?』
「まーそうだな」
『じゃあ明日家に行くよ。
旅館のチェックインしなきゃだし』
「おーじゃあ送ってくわ」
『ありがと』
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〇須賀菜々子
28歳
須賀智也の姉
職業:医者
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年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - クロさん» 応援メッセージありがとうございます!! 100話まで来るとは...嬉しい限りです。 これからも応援よろしくお願いします^^ (2021年5月3日 0時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 記念すべき100話目、本当におめでとうございます!これからも更新頑張って下さい。応援しています(*´∇`*) (2021年5月2日 17時) (レス) id: 9aa604e515 (このIDを非表示/違反報告)
年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - すすさん» コメントありがとうございます! 更新が途絶えないように頑張ります! (2021年2月28日 16時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
すす(プロフ) - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2021年2月27日 19時) (レス) id: 9c1889318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時:2021年2月13日 0時