HE★VENS家長女は七海春歌の妹

〖過去編〗再会 ページ15

5:00

『んー！！朝か…』

5時ピッタリ。我ながら朝に強い自分に感心する

素早く歯磨きをして顔を洗い、外に出る準備をする。10年前の出来事なのに浮かれてる自分が恥ずかしくなるも、まぁ誰にも迷惑かける訳ではないしこういうのは気持ちだと言い聞かせて早足で向かう

うーん。やっぱりいないや

まぁ、そんなものよね。せっかくだし少ししてから行こうかな。千葉は都会で木がある公園に来るのは久しぶりな気がする。

それにしても、空気が美味しいなぁ…。

少しずつランニングの人が増えてくる。
お日様も顔を出し始めたし、そろそろ帰ろうかな


？「七海Aさん？」

『わ…、はい？』

少し低めの声、茶髪の日本人…？
目の色がえーじくんと同じだ。えっ…もしかして…

？「わぁ…！やっぱりそうだ！俺、鳳瑛二です」

『えーじくん…？』

10年越しとは言え変わらぬ天使の様な笑顔
高くなった身長、全体的に大人っぽくなっていて

すごく…かっこいい…

瑛二「はい！覚えててくれたんですね…！」

『もちろん！会えてうれしいよ』

瑛二「俺も…凄く嬉しい」ﾆｺｯ

笑顔まで眩しい…本当に天使みたいな人だなぁ

あれ？瑛二君がロンドンに居るのって…

『もしかして…』

瑛二「はい、Aさんの公演見に来ました！」

『嬉しい！楽しんで行ってね』

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