【歌い手】 *そこを曲がれば (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:251 hit

４ページ5

「へぇ…いいところに住んでるんだね」

「もしかして…おねーさん金持ち？」

そう言って怪しそうに笑うや否や、彼は部屋を物色し始めた。

それはそれはご丁寧に、部屋の隅から隅まで全部。

この調子じゃそのうち見られたくないとこまで見られてしまいそう。

そうなる前に、私は彼に声を掛ける。

「とりあえず…もう遅いし、寝よう？」

そこのソファを使っていいからと、適当に告げて自分は部屋へと戻る。

ああ、今日も疲れたな。

なんてそんなことを思いながら。

「…んっ…」

喉が渇いたので目が覚める。

最近そんなことなんてなかったのに。

でも起きてしまった以上は、仕方ない。

水飲んでもう一回一眠りしよう。

リビングへ行き冷蔵庫から水を取り出す。

すると後ろからまだ慣れない声がして、振り返る。

「俺にもちょーだい？」

暗くて顔がはっきり見えない、一瞬誰かと思ったが、そういや拾ったんだった。

目の前の彼を。

「そこにあるから適当に自分で飲んで。私はもう寝るから」

「おねーさんのを勝手に飲んじゃうけどいいの？」

何処か挑発したような目で私を見据える。

私はその目から逃げられなかった。

全てを覗くようなその目。

逸らしたら何か知られてしまうんじゃないか。

そんな恐怖が、彼には何処かあった。

最近全く更新していなかった。

見てくれるかたがいるとは思えないけど。

それでも何とか更新できる日を見つけました。

そう言えば、何か一気にこの話からえろさが出てしまった気がします。

どうしよ、えろいのすれすれになったら。

そうなったらそうなったでどうにかしよう。(投げやり)

何でか自分の書くそらるさんがかっこよくない。

他のひとが書くそらるさんはかっこいいのに。

誰か正しいそらるさんの格好よさの書き方を教えてください。