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さぁ、この状況をどうしようか。
私は、自分の手首を天蓋ベットにぬいつけ私にまたがる家臣を至って冷静に見上げた。


普通女王にこんなことしたら他所の国では反逆罪でその日のうちに断頭台に立たされてもおかしくはないのだろう、しかしこの国では私を、女王を落とした者が勝ち。
こう言う一方的な行為も許されるのであろう。


「…ムカつく。まだまだ子供のくせに俺達の心かき回していくんだな」

『そのまだまだ子供の私がこの国の女王であり、あなたたちの誰かに寵愛を授けるのよ?』


2年前の即位、戴冠式を終えた後にすぐ紹介されたのは、緑の分家のうらただったな。
彼も彼なりに緊張していて可愛らしかったのに、何故こうも男になってしまったのだろうか。

「……おい。何考えてんだよ」

不機嫌なひくい声が降ってきたと思えば、私の唇はいとも簡単に塞がれる。
歯列をなぞり、甘い何かを注ぎ込むうらたの甘美な目線なゾクゾクと背筋に悪寒に似た何かが這っていった。


ぎしり、とベットが二人分の体重に軋む。
それに合わせるように口元からは混ざり合う音が響き、頭はクラクラと重くなる。


これ以上はダメだ、と思い私が押さえ付けられた手をどかそうとすると、私の上に乗っていた彼が…吹っ飛んだ。


「い"っ……でぇ!!」


壁に頭と腰をうちつけたうらた。
私は体を起こし、呆然としていると赤色のが視界を一気に占領した。


「なにしとんねんうらさん!!朝っぱらから陛下に手ぇ出さんといて!」

『…坂田』

キャンキャンとうるさく、私を抱きしめながら叫ぶのは、赤の分家の坂田。
彼の手には絢爛な装飾のなされた細長い棒が握りられており何が起きたのか察する。


「って、んめぇ…!思いっきり魔法で吹っ飛ばすんじゃねぇ!!」

寸前で受身を取ったのだろう、うらたは直ぐに立ち上がり怒りで目を釣りあげながら怒鳴った。

坂田はそれにべぇー!っと舌を出す。
私は2人を見比べると、朝から騒がしいことだとため息をこぼした。

・→←女王陛下



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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年9月8日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
アニ姫(プロフ) - 更新待ってます! (2019年8月3日 1時) (レス) id: c7348b9bbf (このIDを非表示/違反報告)
五月雨ちゃん(プロフ) - あの……、ハーブってもしかしてハープと間違えてますか?違ったらすみません。 (2019年3月16日 21時) (レス) id: b26fe46f51 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - さやかちゃん…( ;∀;)幸せになるの待ってます!更新、頑張って下さい! (2019年3月15日 0時) (レス) id: 8661034d12 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury(プロフ) - まどマギだ!めっちゃすき!!!!更新頑張ってください!! (2019年3月14日 22時) (レス) id: ef4b281085 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリス | 作成日時:2019年3月13日 21時

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