【SLH】“愛情”なんて｡

まさかのまさか ページ5

｢そんなの､私なんかが申し訳ないです…｣

S｢俺が気になってるだけなので！メンバーも
喜びそうな気がするんですけど…｡｣

いやいや､私なんかSLH様と並べない｡

レベルだってSLH様のほうが断然上だ｡

｢そんなそんな…本当に大丈夫です｡｣

申し訳ない気持ちが込み上げてきて、素直に

大丈夫と断るとSHIRAHANさんは落ち込んでた｡

S｢そうですか…｡無理言ってすみません、｣

そこまで本気で落ち込まれると､なんだか私も

少し複雑な気持ちになってくるなぁ…｡

｢あ､動画少し上げてるので､もし宜しければ…｣

S｢絶対見ますっ！！｣

食い気味にそう言われて､驚いてしまう私｡

｢えっと､ありがとうございます…｡｣

SHIRAHANさんってこんなキャラだっけ…？

S｢失礼ですが､名前って…｣

｢あっ､と…A…です｡｣

未だに自分よりも年上の男性と話すことが

苦手な私は言葉が詰まってしまう｡申し訳ない…

S｢Aさん…分かりました！調べてみます！｣

｢は、はい…｡では失礼しますっ｣

軽くお辞儀をしてその場を去ろうとした｡

ふとスポーツドリンクのボタンを押してくれた

ことを思い出し､焦って振り返った｡

｢あ､押してくれてありがとうございましたっ…｣

2度目のお辞儀をする｡そして私は失礼だとは思

いながらも、SHIRAHANさんから逃げるかのよ

うに小走りで借りてるスタジオに戻った｡

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