犬＊１９２話＊ ページ2
「あはは。だから首輪は返した方がいいって言ったよね？」
『でも、予備を付けるって･･･！』
「いつ付けるかなんて言ってないでしょ？」
････そういえばそうだ。
予備を付ける、としか言ってない。
「どうする？返してくれたら付けてあげてもいいよ。もちろんここを離れてから･･･ゆっくりとね･･･」
「･････」
「それとも、やっぱりまた暴力のみの殺し合いをする？選んでよ･･･サラさん」
「･･･！」
殺し合いなんて絶対に嫌。
だけど･･･ここでミドリを逃すのは痛い。
どうすれば･･･！！
「茶番は終わりにしなよ、ミドリ」
突然、ソウさんが呆れたようにため息を吐いた。
「ミドリはこんなくだらない遊び、本気じゃないんだよ。･･･第一、鬼ごっこに負けたら『死ぬ』なんて一言も言ってないしね」
『あ･･･』
「きっとミドリは何かが起こるのをずっと待ってるんだよ」
「･･･」
「･･･つまり君は･･･僕達を内部から壊そうとしたんだ･･･」
「内部からって･･･仲間･･･？」
サラちゃんがそう呟くと、レコさんが慌てたようにダミーズに視線を移した。
内部から、ってそういうこと･･･？
「彼らはただの操り人形だったんだ」
「･････」
ソウさんの言葉に俯くランマル。
････ランマルも最初から私達を騙すつもりでいたの･･･？
でも･･･私を心配してくれてたことも、鬼を受け持ってくれたことも･･･全部演技だなんて思えない。
ランマルは本気で私のことを想ってくれてたはず。
そのはずなんだ。
私の考えてることが察せたのか、ソウさんは困ったように眉を下げた。
「･･･じゃあ今、全員集まってないのは･･･なんでだと思う･･･？」
それを言われてやっと気付く。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿Ｑ太郎さんとマイさんがいない。
「き、筋肉ゴリラを探すニャン！！」
『う･･･。･･･う、ん･･･』
悔しいけど、ミドリに構ってる場合じゃない。
早く二人を見つけないと･･･！！
放送室に着いてすぐに監視カメラを見る。
Ｑ太郎さんはどこ･･･！？マイさんは･･･！？
何もないのが一番だけど･･･！
「サラ姉･･･ちゃん･･･お墓の･･･とこ･･･」
「えっ･･･？」
ギンの言葉通り墓場を見てみると。
『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿Ｑ太郎、さん･･･？』
マイさんに後ろから刺されたＱ太郎さんが映っていた。
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にこみうどん - っっっはぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！最高すぎるではないですか！どうしたらこんな最高な小説かけるんでしょう。最高ですね。更新頑張ってくださいね！ (6月17日 17時) (
レス) @page39 id: d8578c819c (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - この作品大好きです！！応援してます！頑張って下さい！！ (6月13日 1時) (レス) @page39 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - とても素晴らしい作品ですー！！是非とも最後見たいので更新待ってますｯｯ (2023年4月1日 3時) (レス) @page37 id: adc5e1c6e8 (このIDを非表示/違反報告)
雫。(プロフ) - ここまで一気見してきました！とても面白かったです！更新待ってます！ (2022年12月31日 22時) (レス) @page33 id: 221078456e (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - めっちゃ面白いです！無理しない程度に更新頑張ってください！ (2022年4月24日 16時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2021年8月18日 16時
