真実は一つなんて視えなければ意味が無い ページ6
「あ!このお客さんって」
ふと桜樹がそう言った。
「昼間、モb((じゃなくて海野さんの頭、踏んでた天人じゃないですか?」
海野は思った。モブって名前になってない?と。
「モb((じゃなくて海野、本当か?」
土方が聞く。
海野は諦めた。
「はい…お団子の中に虫が入っていると言われて、頭を踏みつけにされました」
待ってこれ疑われるパターン?
「で、ですが…私やってないです」
頭を踏みつけにされるなんて“慣れてる”んだからそんなんで殺しはしないですよ全く
「副長!!殺害された天人の事なんですが」
「?ザキ何か分かったか?」
「ええ、実は
春雨です」
「?!春雨なら憎む奴も多いだろうな」
土方は煙草に火をつけて息を吹いた
「ですから、やってませんよ私」
時は変わり、事情聴取を受けていた。
「踏みつけられたっつーのは本当なんだろ?」
「そうですけど……」
「天人に何かされたことはあるか?」
「いえ、私の故郷は天人さん達に発展させてもらって都市になったんです。私にとって恩師みたいな人ですよ」
私はそう言った。“遠い昔”を思い出しながら……
見えているのに気づかないのはちゃんと視ていないから→←殺人事件起こると探偵ぶる阿呆がいる
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作者名:鬼魂子 | 作成日時:2023年4月7日 23時