女にもな、譲れない事があるんだ ページ34
「…姉御が言うなら好きにすればいいアル」
神楽はそれでも嫌という感じだ
「…海野Aです、真選組の方々に良くして貰っています」
「お前みたいなモブ、誰からも好かれねぇアル」
「ちょっと神楽ちゃん、言い過ぎよ。ごめんなさいね海野さん」
「いいんです。慣れてますから」
神楽やお妙がその言葉に少し動揺した
「私のようなモブで、平凡女は黙っとけって話ですよね。分かってます。
ごめんなさい、神楽さんにお妙さん。万事屋さんを傷つけてしまって。許せとは言いません。
憎まないでとも言いません。では、失礼します」
「Aちゃん、地雷埋めよう!」
「だからアンタ戦争でもするんですか!ボロ屋敷のままの方がいいですってば!海野さんもやらなくていい!いいからァァ!!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈Aは土方に呼び出された為、後は原作通り。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ねぇ近藤さん」
シリアスな雰囲気でお妙は近藤に聞いた。(ふんどし仮面は捕まった後)
「海野さんってどんな人なんですか?」
神楽はイラッとさせるが、反対に近藤は寂しそうな表情で聞いていた。
その時
「海野、やっぱお前下何も履いてなかったんですかィ」
ふんどし仮面をパトカーに入れ終わった沖田が口を開いた
「下着って変な履き心地してますね」
「脱がしてやろうか?」
「何でですか、履かない方がおかしいって近藤さんに聞きましたけど」
普通の女性はそんな話をしない。
お妙はそれが何故なのか分からなかった
「Aちゃん、ちょっと」
近藤が手招きするとAは近づいてきた
「どうしたんですか?」
「Aちゃん、自分に今まで何があったか教えてくれないか?コイツらの前で」
珍しく銀時と土方も喧嘩せず、黙っていた
「?話したら何かあるんですか?」
「いや、教えて欲しいから」
近藤は笑顔で言った
「?分かりました」
Aは包み隠さず己の身に何があったのかを話し出した
神楽や新八は呆然として、銀時は目を伏せて
お妙は目を見開いた
「家族、に殺されそうに…なった、アルか」
「はい…家族ってどんな存在なんですか?」
そういえば、とAは言った
「マミーとパピーは優しい人だったアルよ…マミーは星になっちゃったけど」
「?」←そのマミーとパピーがわからない人
「お父さんとお母さんの事です」
新八はすかさずフォローを入れた
愛されるというのは当たり前のようで当たり前じゃない→←女だからってなめてると痛い目見るぞ
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作者名:鬼魂子 | 作成日時:2023年4月7日 23時