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相談する相手をミスってはいけないよ(作者妄想篇) ページ26

「あの、近藤さん…」

ここは(毎度おなじみ)真選組の屯所内。

Aはとある相談をしたかった為、真選組の中で(Aの中で)一番信頼度が高い局長を探しており、廊下で見つけたので声をかけようと小走りになった時


「お妙さァァァァん!!!」と叫んでどこかへ行ってしまった




「……局長ってなんだっけ」


一人残されたAは呟いた




「海野か?」

後ろから声が。声的に土方である


「副長、局長が叫んでどこかへ行きました」


というAに土方は煙草の煙をハァーと吹いた。それはため息とも言えた



「副長、前から思っていたのですが」


「何だ?」



「それ、副長が持ってるもの…えっと……」「煙草か?」

「あっそうですそうです…それ、私嫌かもです」


「は?匂いがってことか?」「………にお、い…吸いたくない息です。鉄の匂いの方がまだマシです。それに仕事がはかりません」


「………控えてやる」


土方はそう言って煙草を部屋へ戻した




「で、何で近藤さんを?」

「あっ実は…相談したい事が……」


「二人共、何してるんですかィ?真昼間から ヤ、る気満々じゃねーですかィ」

すると庭から沖田の姿が




「総悟ォォォ!!んなわけねーだろ!!」

「そうですね、私も副長も沖田さんを殺る気満々ですね」


「海野、こいつの言う『やる』とお前の言う『やる』は全く違う」


「あっそうなんですか。相談なんですけど…私は沖田さんの事嫌みたいです」


「「……」」


「嫌いって意味か?」


土方が聞くとAはコテンと首を動かした



「?きら、い…ええと、視界にあんまり入って欲しくないというか……話が通じないとか…」



「総悟、お前バリバリ嫌われてんじゃねーか」


「いや土方さん、苦手という言葉がありまさァ MとSが仲良くなるのに時間がかかりやすからね」


土方「絶対違う」


AはMとかSの意味が全く分からないが、馬鹿にされてると思った




土方「相談事はそれか?」



「いえ、沖田さんではなく……人間についてなんです。

人間はあなた方みたいにおふざけを良くして、

よく口角を上げたかと思えば、

目から水を垂らしたり…






…忙しいものなのですか?」



Aの瞳は相も変わらずだったが、そこには僅かながらに光を宿していた



「!そうだよ、人間は皆忙しいんだ」


土方は優しくそういった



沖田「土方さんはそーでもねーが、俺や万事屋の旦那達は皆そんな感じでさァ」


土方「俺はそーでもねーってどーいう事だ!?俺だってテメェ以上に忙しいわ!!」





A(不思議な、生き物だ……)

脇だけ洗っても汚い所は汚いです→←酔っ払った上司はとても面倒臭いと思うんだ



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作者名:鬼魂子 | 作成日時:2023年4月7日 23時

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