新生活になると不安と緊張が物凄い ページ17
「ここがアンタの部屋でィ」
沖田に最後案内されたのは自分の部屋
「部屋はあるが、アンタは監視対象。視線を向けられても殺意とか向けちゃいけねーですぜィ」
「…分かってる。もうやる気ないし」
「そーですかィ…因みにどこで言葉を覚えたんでィ」
「?知らない。水飲んだ後に沢山の村へ言ったからじゃない?歌舞伎町に言った時にはもう話せてたから」
「ふーん…荷物は何もありゃせんよ」
「そう、持ってきた物は精々依頼書だけだし」
「依頼書?」
彼女はストンっと座椅子があるが、座らず畳の上に腰を下ろす
「そう、殺して欲しい人について色々書かれてる。
いるならお金以外にも私に文字を教えてくれた人だっている。
その人は、攘夷志士の桂小太郎と過激派の高杉晋助を恨んでたみたい…ほら」
その紙には
【依頼書】と書かれており、【殺して欲しい人】の部分には桂、高杉と書かれている。
「他にもある。そう、例えば、真選組」
「!依頼してきた奴は」
「知らない。名乗る理由がないし私が興味無い」
「そーですかィ…」
沖田は彼女の過去を聞いてとても大人しくなっている。
自分がシスコンなのは自分を愛してくれる人が姉だったから。なら、海野は?そう考えたら、悲しくなった。情けをかけたくなった
愛してくれる人も、笑ってくれる人もいない。
かと言って本気で笑った事なんてないんだろう
感情も堅苦しい
今の彼女がそれら全てを語っていた
男のルールはよく分からない(原作Go)→←人の気持ちなんて分からないから寄り添おうと思えるんだ
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作者名:鬼魂子 | 作成日時:2023年4月7日 23時