ジャン●にいるモブが一番苦労してる多分 ページ2
「いらっしゃいませー!」
ここは『日光』
私が働いている甘味処だ。
団子だけでなくカステラなどの幅広いスイーツが売られている。
「あれ?君みたいな子も働けるんだね」
そう、実を言うとこの甘味処……
私以外、全員美女なのである。クール美人、可愛い系ガール?いるに決まっている。
ここの店長さんですら、美形なのだ。
男性にも人気で、女性にも大好評の店……それが『日光』
私みたいなモブ顔はお客様から嫌な顔をされるのがオチ
……辞めようかな、とも思ったけど家から一番近いのここなんだよな。
家から近ければギリギリまで寝れるし早く帰れるというメリットは私が生活する上でとても重要な事だ。絶対に外せない
それに、この美形達はほとんどがアルバイトというのもあり正社員が店長抜いて私しかいないのだ。
切腹命じろ誰か。
「おーモブ女、久しぶりですねィ」
オイ誰だドS入れたの。私胃腸が心配だから早退しようかな
「どこ行くんでィ」
テメェから逃げたいんだよテメェから
「きゃーー!真選組の沖田さんじゃない?!」
……残念ながら彼奴はアルバイト美人共から大人気で、店員だけでなく客の心も奪っている。
「最近来れなくて心配でしたぁ!」
店員の一人が沖田(呼び捨て)に言うと
「すまねェ…どっかのマヨラーのせいでさァ」
…………真選組の副長って確かマヨラーだった気がする
男性客からはかなりの不評な男は大方イケメンに限る
「おい!アイスクリームまだかよ?!」
「すみません!…お待たせしました」
私が駆け寄りアイスクリームを持って行った
「ッチ…何でこのモブが」(ボソッ)
その言葉、お返ししますが?
「総悟ォォォ!!サボるなって言っただろが!!!!」
ーーーー神様、もしいるのであれば早く帰らせて下さいーーーー
私は心の中で手を合わせた
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作者名:鬼魂子 | 作成日時:2023年4月7日 23時