そらるさんの妹は音ゲー界で1位らしい(白目) ２

ななじゅうさんわ ページ32

まふまふ視点



Aちゃんからさっき連絡をもらった。



【『渡したいものがあるから、今からそっち行ってもいいですか。』】



もちろん僕は、了承した。



いつ来るのかな………



さっきからずっとソワソワしている。



ピンポーン



ま「っ…！来た！！」



ダッシュで玄関に向かい、ドアを開ける。



『こんにちは！』



ま「はい、こんにちは！」



『えと、これを渡したくて……』



少し頬を赤らめながら可愛い袋を渡される。



中になにか入っているのかな？



ま「今見ていい？」



そう聞くと、いいよ！と笑顔で言ってくれた。



ま「クッキーだ！！」



袋を開けると、クッキーと1枚の紙が入っていた。



ま「一生保存しとくね。」



そう言うと彼女は



『美味しくできたと思うから、良かったら食べてほしいな……』



と言い、苦笑いをする。



ピロリロリン



リビングの方から、電話の音がする。



ま「あ、電話………」



『じゃあ私、仕事しなきゃいけないから帰るね。』



ま「あ、うん。気をつけてね。」



僕がそう言うと、Aちゃんはすぐに帰っていってしまった。



■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪



電話が終わり、クッキーを1つ食べる。



ま「美味しい…！」



店のより美味しいのではないか？



さすが僕の彼女。



袋の中に入っていた紙を見る。



【まふくんへ。
　出会った時よりも何倍も大好きです。
　これから先もずっと一緒に過ごしたいです。】



紙にはそう書かれていた。



ま「これから先も、ずっと一緒に過ごしたい……かぁ。」



これ、もしやプロポーズなのでは……？



僕より先に言われた……。



でも、結婚……かぁ。



ウエディングドレスを着たAちゃん、



きっと綺麗だろうな…。



ま「結婚したいな。Aちゃんと。」

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