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沙耶香「結局 Aにサッカーボールぶつけてきた奴誰だったんだろうね、」
聡「謝りに来てないの？」
「全く…」
沙耶香「あぁー！なんか思い出したらイライラしてきた！
誰だし！まじで！クラスの女子に聞き回ろうかな」
「沙耶香ちゃん落ち着いて！？
ほら、他クラスの子かもしれないし…、
忘れてるかもだし！」
沙耶香「女の子の顔面にボールぶつけて、更に忘れるなんてカスだな。」
口が悪いでございますよ、沙耶香さん…
顔面にサッカーボールをくらって 数日後
特に当ててきた本人からの謝罪もなく、時間だけが過ぎていた。
そもそも誰が当てたのかもわからない。
体育の授業は2クラス合同でやってるから 他クラスの人っていう可能性も十分ある。
まあ、腫れも引いてきたし 今はもう痛みも全くないからいいけどね。
聡「体育の授業って怪我必須だよね。笑」
「私がぼーっとしてたせいだよ、」
沙耶香「あ！先輩とは最近どうなの！？」
「え？」
聡「え！なになに！なんかあったの！？」
「ほぇ？」
興味津々で 満面の笑みで 前のめりになる2人
沙耶香「あのさー、名前なんだっけ……えーっと、ほら、
ドSのさぁー、王道王子じゃない方！」
「菊池先輩……？」
沙耶香「そう！！その人！！」
聡「え！？A、菊池先輩と付き合ってるの！？」
「はぁ！？なわけないでしょ！！！」
あり得ない。そんなこと。
思わず 立ち上がって大声で否定した。
大声を出し過ぎたせいか 周りがしん、となる。
慌てて 座り直して 目の前の弁当のおかずを食べる。
聡「いや、今の話の流れ的に付き合ってるでしょ！」
「なんでそうなるのよ！
ただの先輩と後輩の関係だから！」
沙耶香「それがいつまで続くことやら……笑」
イヒヒヒ、ってよく分からない笑い方をする沙耶香ちゃんと なぜか付き合ってるんだ！って1人納得してる聡
私の友達、癖が強いです。
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月21日 21時
