48話 HOT step jump! ページ49
蒸し暑い校庭に、
1000人を超えるであろう全校生徒が
規則正しく…且つ、密集して並んでいる。
校長「ですからして、えー、
みんな体に気を付けて、
羽目を外さないように有意義に、
夏休みを送ってください。それから…」
まだ続くんかいっ\(-_-)
「「はぁぁ…」」
私と同じ気持ちの子が他にもいるのか
数人のため息が聞こえた。
そりゃそうだ。
こんな日に限って、お天道様が笑って
私たちを照らしてくれてるんだもの。
だから暑い。暑いのに長い話。きつい。
ほんと梅雨の時期とは大違い。
日本の季節すごって感心しちゃうよ。
椿「それでは、終業式を終わります。
気を付けっ!礼っ!」
あ、やっと終わったー( ´∀`)
確か、私たちのクラスは…
中馬『終業式終わったら解散でいいから』
なんて、中馬先生言ってたっけ?笑
葵「可憐ー( ´∀`)
終わったねー( ´∀`)」
あ「長かったねー!
でも、もう今から、この瞬間から
夏休みだよ!」
葵「いぇいーーーー!
ってことはもちろん、お茶するよね?」
あ「うんっ!もちろんっ!」
葵「そーこなくっちゃ!
今日ね、クラスの子とか仲良い子、
いろんな人に声かけたんだ(*´ー`*)」
あ「さっすが葵。笑
誰とでもフレンドリーな葵にしか
出来ないことだねっ」
葵「えっへん(`・ ・´)」
あ「ドヤらないの笑
謙虚になりなさい。笑」
葵「ほらっ、話してる場合じゃないよっ!
いつものとこで、一番早く来た人から
席に座って待っててって言ってあるんだから!
私たちも急がないと!」
あ「え、あ、葵、待ってよ!」
楽しいことに目がない葵は
炎天下ということも忘れさせる速さで走ってく。
あのスクバには、終業式まで
持って帰らなかった教科書やノートが
たくさん入っているはずなのに…。
『持って帰るの
めんどくさかったんだもーん、てへ☆』By 葵
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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時