【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1 (ページ34)

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【樹side】

小五郎「伴場は俺の同級生でな！」

樹「そうなんですか…！」

新郎が伴場頼太さんで新婦が加門初音さん

蘭「お二人は一目惚れって聞きましたけど…」

一目惚れで結婚ってすごいな…あれ、でも毛利と工藤もそんな感じになるんじゃない？

…あ、毛利は違うか

伴場「出会った瞬間に運命を感じたよ！」

加門「やっと会えたって感じがして…」

伴場「なにしろ誕生日も血液型も境遇も同じでねぇ…」

加門「たまに黙ってても互いの考えてることがわかったりするのよ！」

誕生日も血液型も境遇も…？

そんな偶然あるもんだな…

話を聞いていると、安室さんがケーキを運んできているのが目に入った

というかさっきからなんとなく初音さんからの視線が…

宮原玲ってバレてる…？？

樹「じゃあ俺はそろそr…ｶﾞﾁｬﾝｯ！))」

安室「す、すみません！」

伴場「お、おい！？」

俺が席を立ち去ろうとした時、安室さんが伴場さんのズボンにケーキを落としてしまったのだ、多分わざと

ケーキはズボンにベットリ付いていた

樹「大丈夫ですか！？」

安室「本当にすみません…！自分、ここのバイトが今日初日で…」

加門「大丈夫！それよりズボンを拭くおしぼりとか持って来てくれる？」

安室「は、はい只今！」

俺は念のためにポケットに入れておいたおしぼりを伴場さんに手渡したが、ケーキ一個分を拭ける量ではない、だって一枚だもん

安室さんがおしぼりを取りに行くのを見た伴場さんが、初音さんに話しかける

伴場「あのウエイターがイケメンだからって色目使ってんじゃねーよ！」

加門「あら、嫉妬してるの？」

大変だねぇ、恋の世界って

______

その後初音さんはネイルサロンに行くとかで、この大雨の中外に出て行った

樹「お待たせいたしましたー、こちらが______」

俺も大分ウエイターに慣れてきて、結構楽しんでいる

バイト増やそうかな

頃合いを見て依頼人である佐野さんのところに向かう

樹「伴場さんはお酒が入ってかなり悪酔いしてるようですけど…」

佐野「今は初音がいないのが救いよ…改めて、こんな仕事頼んでしまって本当にごめんなさいね？」

樹「いえいえ、結構楽しんでますので」