日常を返して下さい【歌い手】

5話……お互いにとって【鈴菜】 ページ6

数学の授業後が終わり２時間目。


担任から


『改めて、みんなで仲良くなるために

グループを組んで話し合いをしてみましょう！

はい、ではグループを作ってください。』


もちろん私は……


｢花楓、一緒に組もうよ。｣


『もちろん。』


先生の話し中に目で話し合ったよ☆


『なぁ、浦田、坂田。

一緒に組もうぜ。』


うらたんとさかたんが一ノ瀬彼方にさそわれていた。


『おー。紀花と花楓も。

女子がいた方がまとめやすい。』


うらたんが私達を手招きする。


私達がそっちに行くと


『あの……私も一緒にいいかな？』


内気そうな演技をした緒方茉友がきた。


その途端私達の顔が青ざめる。


『や、やっぱり4人ずつにしない？

そんなに大きいグループ作っても話し合いにくいし……』


ナイスさかたん！


『あら！そこのグループ凄いじゃない！

優秀な一ノ瀬君に長坂さん、

鈴瀬さんに浦田君。

いい話し合いができそうね。』


おい担任。


このグループに緒方入るの決定じゃないか。


緒方は自分が名前を呼ばれず悔しそうに顔を歪めた。


やっぱり私達はお互いにとって邪魔な存在なんだろうな。


✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄

澪音さんぱーす！

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