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全身に酷い悪寒がする。
気持ち悪い。汗か、これ。
それと、おでこにざらざらとした感触。ぬるい温度。
「あ、気がついた!?私のこと分かるかい?」
視界に入るのは紛れもなくハンジ分隊長。
「……ハンジ分隊長、ですよね……。ん、さむ……」
「あぁ良かった、意識ははっきりしているようだ。凄い汗をかいているよ、A」
「……起きたか」
背後から声をかけられる。私の胸を焦がす、あの。
「リ、ヴァイ、兵長……」
視線を向けると、目が合った。私からは逸らさなかった。リヴァイも、少し揺らがせたけれど見てくれていた。
「………………」
「……あの、…………」
…………み、見られ続けるのはかなり心臓にわるいんだな←
何故私がここにいるのかとか、あまりずけずけ言ってこないのはさっきの事で気まずいのかな。労わるような、申し訳なさそうな瞳をしてる。
「ちょ……え?何この空気?私邪魔かな?」
ハンジ分隊長の声ではっとして、出しかけた言葉を繋いだ。
「いや、すみませんぼーっとして。えっと、私いつから…?」
「30分位前かなぁ……。どさっと音がして、敵襲かと思って見に行ったらAが倒れていたんだ。びっくりするよね」
「すみません……」
おでこに乗っかっている濡れタオルを手に取り、上体を起こす。湯浴みをした方が良いほどの汗だ。こんな状況だから、風呂に入る余裕なんてないが。
「今のところ何ともないです。介抱ありがとうございました。この後、タオルまた濡らして全身拭きます」
「うん、その方が良い。風邪ひかないようにね」
「はい」
ハンジ分隊長にお辞儀をして、それからリヴァイに体を向ける。
「……あの、リヴァイ兵長」
「なんだ」
「……5分後、お時間頂いてもよろしいでしょうか」
言ってから気づく。今何時だ。もう寝たいんじゃ。
けれど時計を確認するまでもなく、リヴァイは「あぁ」と頷いてくれた。
さっきの夢で決意したこと、ちゃんと話さないと。
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すっっっっっっっっっごい更新停止させてしまった……申し訳ないです……生きてます……
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より(プロフ) - 美竜(ミリュウ)さん» コメントありがとうございます!更新ひどく遅いのに、今も変わらず見ていただけて感謝に尽きます…!2つ目のコメはリクエストでしょうか?事故〇〇というと、事故ハグや事故チューなどのラッキーアクシデントの類を指していますか? (2019年8月16日 11時) (レス) id: ac4384d703 (このIDを非表示/違反報告)
美竜(ミリュウ) - 続きですみませんがいつか事故〇〇←〇〇は何かをお願いしていいですか? (2019年8月16日 10時) (レス) id: b33ef74fc2 (このIDを非表示/違反報告)
美竜(ミリュウ) - 夢主が、夢主が倒れたァア(´;ω;`) (2019年8月16日 10時) (レス) id: b33ef74fc2 (このIDを非表示/違反報告)
より(プロフ) - 伝説のパンダさん» ありがとうございます!!幼馴染みは私も憧れます笑。たくさんのお褒めの言葉、嬉しすぎて涙腺崩壊!頑張っちゃいます!! (2019年2月7日 7時) (レス) id: abaeb80319 (このIDを非表示/違反報告)
伝説のパンダ - とても面白かったです!幼馴染み。。。いいなー。。リヴァイが夢主ちゃんを大切にしている感じが最高です!ずっっっっーと!応援してます!番外編(?)の、喧嘩、いいですね!兵長可愛いです!これからも、頑張って下さい! (2019年2月4日 23時) (レス) id: e7cf133723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:より | 作成日時:2018年9月22日 23時